簡単なことからはじめよう!トマトのレシピ3品+1。
トマトの思い出。
「トマト食べてもいい?」
幼い頃、夏になるとそう母によく尋ねた。
自営業で夕飯の遅い家だった。
忙しいのがわかっていたから、夕飯を急かしたことはなかった。
でも腹はへる。
お菓子とお肉(あとポテト)に目がないボクだったけど、トマトに塩だけをかけてガブリと食べるのはなぜか凄く好きだった。
「どんどん食べなさいよ」
いつも母はそう言ったけど、何も聞かずに食べることは出来なかった。
トマトの季節が来ると、その美味しさと共に、この記憶が少しサビシゲな空気をまとって上がってくる。
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このヒト(トマト)は野菜という概念を超えていると思う。なんせ塩をかけてガブリとかじるだけでおいしいのに、サラダにスープに、パスタ、煮込み、カレー、なんにでも使われる旨味のベース(出汁)でもある。
世界中で愛されている。
世界中のシェフから依存されている。
トマトに甘えちゃう。だって美味しくしてくれるから。
つまりシンプルに食べておいしいのだ。
塩、オリーブオイル、レモン。それくらいで十分。
それでいいのだ。
トマトのサラダ。
材料
トマト 2個
玉ねぎ 1/6個くらい
レモン 1/6個くらい
EXバージンオリーブオイル 大2
塩 適宜
①トマトは1.5cmくらいの角切りか、くし切りにしてその半分くらいに切る。玉ねぎは5mm角くらいに切る(気になる方は水に晒してください)
②トマトと玉ねぎをボールに入れオイルとレモンを絞りボールを振ります。オイルとトマトの汁を乳化させてドレッシングのようにします。塩を入れ混ぜ味見をして、馴染んだら出来上がり。
POINT!!
あまり振りすぎるとトマトから水が出過ぎちゃいます。が、結局置いておくと水は出ます。でもその汁も凄く美味しいですし、そのまま次の日になっても、今度はマリネのようになって、これまた美味しいです。
つまりどーしてもどーなっても美味しいです。
カプレーゼ
材料
トマト 好きなだけ
モッツァレラ 好きなだけ
バジル
EXバージン
塩
POINT!!
動画を是非観てください。
切って並べてオイルと塩かけて食べるだけです。強いて言えば塩加減なのかもしれませんが、軽く塩しておいて後は食卓で焼き魚に醤油するように、塩かけて食べたらいいと思います!
チキンソテー ちょこっと火を入れたトマトのソース
材料
鷄もも肉 150g(お好きなだけ)
プチトマト 6〜8個(お好きなだけ)
塩コショウ
① トマトを半分もしくは1/4に切る(大きさによる)
② 鷄肉に塩コショウをしフライパンで焼く。皮目から中火くらいで焼いてひっくり返し火を少し落とす。最後もう一度ひっくり返して皮をパリッと仕上げる。
③ 余分な油を捨てて切ったトマトを入れソテーし、塩コショウしてお皿においた焼いた鶏肉に添える。
POINT!!
動画を観てください!難しい料理じゃないことがわかります。火を入れることによって酸味を和らげて甘味やコクが出てまた違う味わいになります。
火の入れ具合が大事。あまり入れすぎると水煮のトマトのようになってしまうし、火が足らないと生のトマトと変わらないので、トマトがトロけ始めたくらいが美味しいです。
これから夏本番!トマトが美味しい季節です。是非このシンプルなトマトのレシピをご活用くださいませ!!
また夏がやってきた。
ともまだ言いきれないが、生のトマトは夏以外は食わんと決めている。トマトと夏との関係を尊敬しているが故。
夏。を尊敬してるというのもおかしな話だけど、あの暑く汗にまみれた時にこそトマトが必要なのだ。
そして、どんなに美味しいオリーブオイルでも塩でも歯がたたない「夏」が一番の味付けでもある。
でも秋冬でもトマトの水煮は使う。
あれは秋冬を迎える為の保存食であるという言い訳もしっかり用意している。
だって、美味しいから。
だって、美味しくしてくれるから。
人は誰だって甘えたい。
アナタだってそうでしょ?
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