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フライパンで魚を美味しく焼きたくはないかい?

「美味しい!けどムニエルって簡単に美味しくなるのよね」

以前お店をやっていた頃、白身魚のムニエルは好評だった。
あるお客様はこういった。
「とても美味しかったわ。皮が香ばしくパリッと焼けていて身はしっとりふんわりと火が通っていた」
そうそうそうなんです!ボクの狙いをそのまま言語化してくれて嬉しかった。

あるお客様はこういった。
「ヒラメのムニエル最高に美味しかったです!また来ます!」もう涙で目視できず、その時焼いていたヒラメは焦げた。

そしてあるお客様はカウンターで隣の旦那様にこういった。
「このムニエルすっごい美味しい!けどムニエルって結構簡単に美味しくなるのよね」

。。。

悔しい。何もカウンターで、目の前で言わなくてもいいのに。
悔しい。。けどそうなんですよ。間違いなくそう。なんか釈然としないけど結構簡単に美味しくなるんです!


How to make ムニエル!!

*動画を観ていただけると、とても解りやすいと思います。

材料

白身魚   一切れ
塩、胡椒  適宜
小麦粉   適宜
オイル   大さじ1半
バター   5g

① 焼くと縮むので魚の切り身の皮に切れ目を入れ両面しっかりと塩コショウをする(肉や魚は塩強めが美味しさの秘訣)
 

② 小麦粉をはたく。切れ目にもしっかりと。

③ フライパンにオイルとバターを入れ火にかけるバターが溶けたら皮を下にして魚を入れる。
   
④ 魚を入れたらすぐにフライ返しなどで魚を押さえましょう。どうしても縮んで丸まってしまうのを防ぎます。魚の厚みにもよりますが火加減は中火弱から中くらい。油を馴染ませるのと、ひの当たりを均一にするため、たまにフライパンを揺すりながら焼いていきます。

⑤ 魚の端が白くなって来たら裏返すタイミング。このとき皮目がしっかり焼き目がつき、カリッとしてる火加減が理想です。

⑥ ひっくり返し一呼吸したら火を止めフライパンの中の油を捨てるかフライパンを斜めにして魚を油から離します。あとはフライパンの余熱でゆっくり火を通していき出来上がりです。

 

Point!!
・粉はしっかりとはたいてください。
 余分な粉がついていると落ちて焦げ
 イヤなニオイがついてしまいます。
・切り身の魚を焼くときは必ず皮目からです。
・切れ目を入れるのは他に味を馴染みやすくし               
たり火を通しやすくする為です。
・皮目から8割ほど火を入れます。
 フライパンが薄いと余熱で火が入らないので
 厚みのあるフライパンが理想です。
・薄いフライパンなら裏返してから弱火で
 揺すりながら火を入れていきましょう。


空豆とアスパラガス。

付け合わせはその季節のものがいいですね。
白身魚の食味は優しいので今回は付け合わせも
優しい味付けに。
先に茹でておいてからバターで軽くソテーし
塩も優しめの味付けです。
魚もバターで焼いていますから
一緒に食べたときに一体感もあります。

夏ならトマトや茄子、秋ならキノコ
冬なら根菜などその時々で変えると美味しく
楽しい食卓になると思います。
が、気楽にいきましょう!
じゃがいも、ホウレン草のバター炒め、など
そのとき冷蔵庫にあるもので十分です!

ムニエルは簡単!か。

こうやって文字に起こすとポイントは
結構あるな。。が正直な感想です。

けどやってみると簡単なのがわかります。
フライなんかよりずっと簡単だし洗い物も少ない。
料理も人生のあらゆるものと一緒で失敗はつきもの。
慣れてくれば失敗は少なくなってくるし
失敗をカバーできるようになって来ますよ


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