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眠るためのラジオ

巷で話題の睡眠にいい習慣は一通りやってみた

お正月に夜更かしをしてから寝る時間が3時間余りずれこんだ。このまま2月になりそうだ。起きる時間は変えられないため睡眠時間が短くなっている。夜の3時間は大きい。早く眠りたい。いっぱい眠りたい。どうにかしたい。眠気を誘うようなことは一通りやってはみている。具体的には朝の散歩。1日3度の食事。固定した時間に起床する。寝たい時間にベッドに入る。汗をかく運動。1日1万歩。湯船につかる。カフェインレス生活。しかしどれも睡眠には結びつかない。

悪い習慣をやめるのではなく代案を出す

テコ入れをするならあそこしかない。寝る前のスマホやタブレット、PC操作だ。やめたいと思いながらリールやショートを見るのがやめられない。帰宅後は着替えたり、夕食の準備をしながらタブレットでYouTubeを聞く。夕食を終えるとタブレットに目線を向けて、ついそのまま長居してしまう。そこで、ラジオを聴くことにした。ラジオは目線を奪わないため、そこに留まることがなくなった。そうするとベッドに入るまでの行動がスムーズになった。

ベッドでは神経を刺激しない

紙の本の読書。筆者は金融の話に興味があるため、新しい知識に出会いながらページをめくる。深堀したくなることが出てくる。スマホで検索する。そのままSNSを見る。ああだめだ。ラジオの下りが完全に無駄になった。そこで読書はやめた。次にベッドでもラジオを聴き続け音量を小さくすれば眠れるかやってみた。ラジオは耳で楽しむエンターテイメントだ。素晴らしい台本とパーソナリティーと効果音。リスナーとのメールを介したやり取りは、テンポがよく面白い。おもしろすぎる。暗闇の中で音が小さい分集中して聞く。覚醒する。だめだ。ああだめだ。眠れない。引き込まれる。ラジオはベッドに入るまでは有効だがベッドへの持ち込みは禁止した。

詰まらないは誉め言葉としての意味も持つ

そこで次の手を考えた。素人が配信するラジオアプリの視聴だ。配信者は一般人で、作家や音響がいないため、たらたらと放送が続く。おそらくチャット欄を読んでいるのだろう。不自然な間が生まれる。テンポが悪い。だんだんこちらの興味も薄れていく、聞いているというより聞こえている感じになる。瞼が重くなってくる。気づいたら朝陽がカーテンの隙間から差し込んでくる。大成功だ。今後、その日あった出来事を話しているうちにパートナーの寝息が聞こえてきたら自分のトークには癒し効果があると考えることにしよう。


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