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地域おこし協力隊になりました!

…といきなり言われてもわからないかもしれませんが、そもそも地域おこし協力隊とは何なのでしょうか。

地域おこし協力隊は、都市部から過疎地域などの条件不利地域に住民票を異動し、地域おこし支援や農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。「地場産品の開発」や「地域の情報発信」などを任される場合や、隊員がその地域で行いたい活動を自ら提案するケースもあります。2022年度は6400人余が、1116の自治体で活動をしています。

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つまり、都市圏から過疎化などの問題が進む地方に移住した人材が、地域の活性化や問題解決のために活動する制度のこと。
僕の今回の任期は1年~3年、町からは「鳥海山・飛島ジオパークの推進活
」「観光振興のための活動」
というミッションが与えられています。

鳥海山とツーショット。

遊佐町ってどんなところ?

遊佐町のシンボル・鳥海山

皆さんは遊佐町をご存じですか?
ちなみに僕は知りませんでした。

遊佐町は山形県の最北地、秋田県との県境にちょこんとあるのどかな街。
町では山形県を人の横顔に見立て、「山形県のおでこ」として観光PRを行ってきました。

参考・引用:山形県遊佐町IJUターンポータルサイト/山形県遊佐町ふるさとCM2016

人口は12,606人(令和5年8月現在)、面積は208.39平方キロメートルと、大きい街ではないものの、魅力はたくさん!
なんと、東北で最も高い単独峰である鳥海山(2236m)と雄大な日本海を同じ町内に有しているのです!

自然がまち最大の魅力です

海・山・川の恵みが感じられるまち

そんな自然豊かな遊佐町なので、地球の鼓動をダイレクトに感じられる場所もたくさん。その一部をご紹介します。

鳥海山

まちなかではどこからでも鳥海山を望むことができる

なんといっても外せないのは「鳥海山」
標高2236m、山形県最高峰で日本百名山にも名を連ねる名実ともに山形ナンバーワンの名峰。古くから霊峰としてあがめられてきた、地域にはなくてはならない山です。山頂は遊佐町!
地質的にもなかなか特徴があり、標高2000mを越え、万年雪が残るような高山であるにもかかわらず山頂から海までの直線距離がわずか16kmほどしかないのだそう。
火山の恵みとしてミネラル豊富な湧水が町中のいたるところから湧き出ており、様々な農作物や海産物が、まあおいしいのです。(もちろんそのまま飲んでも冷たくて最高!)

海近く・海岸から出る湧水(釜磯海岸海水浴場)

7合目には鳥海湖という湖もあり、周辺には高山植物が咲き誇るお花畑や、火口跡の周りを取り囲む外輪山を周遊できるお鉢巡りなど、見所がたくさんあるため、ハイキング感覚で登る登山客も多いそう。

引用:名鉄観光HP(実際に登ったときは悪天候のため見れず、写真がありません…)

十六羅漢岩

岩礁には迫力のサイズの十六羅漢が彫られている

明治元年に完成した22体の磨崖仏は、地元吹浦にある「吹浦海禅寺」21代寛海和尚が日本海の荒波で命を失った漁師諸霊の供養と海上安全を願って造佛したもの。これだけの規模で岩礁に刻まれているのは日本海側ではここだけといわれ、とっても貴重な遺産なのです。
この磨崖仏が彫られている岩も、鳥海山の溶岩です。

日没時には夕日が赤く照らす海とのコントラストも楽しめるらしい(近いうちに見に行きます!)

丸池様

画像加工ナシ、生の画でこの青さ。スゴイ。

直径約20m、水深約3.5mの池はほぼ100%が鳥海山の恵みである湧水。
その証拠に湖底には倒れた木々が冷たい湧水のおかげで腐らずに残っています。

朽ちずに湖底にたたずむ倒木

深いエメラルドグリーンの湖面が美しい丸池様。その神秘的なさまは古くから人々を魅了し、ほとりには丸池様を御神体とする「丸池神社」があります。

上にあげたほかにもにもミネラル豊富な海水で育った牡蠣や鳥海山の伏流水が山腹から湧き出ていおり、まるで異世界のようなな景色が見れる胴腹滝。標高0mから一気に鳥海山5合目まで駆け登る山岳高原道路鳥海ブルーラインなどまだまだ見どころいっぱいの遊佐町。
→遊佐鳥海観光協会HP

そんな遊佐町を選んだ理由

僕がなぜ縁もゆかりもなく、名前さえも知らなかった遊佐に移り住んで協力隊をしようと思ったのか。その理由はただ一つ。この土地に一目惚れしたからです。

夜の鳥海山も美しい

日本海側をぶらっと旅していた時目に留まったのがこの「鳥海山」。
その美しい造形とそれでも力強く存在感を放ちながらたたずむその姿に遊佐町への興味が一気に湧きました。
この町に住んでみたい!と思ったタイミングで募集が出ていたのが地域おこし協力隊。このチャンスを逃すわけにはいかない!とすぐに応募しました。

そんで、協力隊ってなにすんの?

鳥海山とツーショット。

地域おこし協力隊としてのお仕事は「地域課題に取り組むこと」「地域を盛り上げること」という超アバウトな内容になっています。

遊佐町では各分野ごとに協力隊を募っているのである程度ミッションが定められています。僕の担当は「ジオパーク推進の活動」「観光振興のための活動」の2つになります。
ジオパークというのは「地質学的重要性を有する場所や景観が、保護・教育・持続可能な開発が一体となった概念によって管理された、単一の、統合された地理的領域」のことで、遊佐町は「鳥海山・飛島ジオパーク」に属しています。

これからこの町で

海に陽が沈むのは何だか不思議な気分

遊佐町に移り住んで日はまだ浅いですが、どこまでも広い空とおいしい水や食べ物、なによりもやさしく温かい人々にたくさん出会い充実した日々を送っています。この町で、この場所で、やりたいことを見つけ、地域を盛り上げられるような企画を起こしていきたいと思っております。ご期待ください!

地域おこし協力隊としての連絡先はこちらです

✉ (MAIL) r-watanabe@yuzamachi.com
☎(TEL)    0234-72-5886 (遊佐町役場 企画課 観光物産係)
📠(FAX)  0234-72-3315 (遊佐町役場 企画課 観光物産係)
困ったことや面白い企画などご相談あればお気軽に連絡ください!

遊佐町地域おこし協力隊HP

地域おこし協力隊が運営する遊佐町の総合情報HPです(バナーをクリック)

(文・写真(一部):りっきー)

-2023.9.11 追記-
地域おこし協力隊委嘱式の様子が山形県内メディアにて掲載されています。

(2023.9.3 山形新聞より引用)

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