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「日本語教師は生き方」

Twitterを見ていたら日本語教師関連で
「新卒で日本語教師 どうなんだろう」
というようなことが話題になっていました。

その問いにいろいろな先生たちが
思い思いの答えをつぶやいておられ、
熱いものを感じました。

私も思うところがありましたので、
いまnoteで流行っている改行多めの書き方で
記事にしていきます。

わたしは以前こんな記事を読んだことがあり、
ずっと心に残っているのでシェアしたいと思います。

日本語教師は職業か?
いや「生き方だ」と。

私も同感です。

なので、「この生き方を新卒から、いや今すぐ始めたい!」と
思ってしまったら、
それは「生き方」なので止めようがないです。

仮にすぐに教壇に立たなくても、
オンラインであろうとボランティアであろうと、
あるいは「エアー日本語教師」であろうと、
その「生き方」はいつでも始められると思うのです。

日本語教師は一部の例外を除いて、
決して高給取りの仕事ではありません。

資格があったからといって、
すぐに開業できるような仕事でもありません。

公認日本語教師の資格ができても
「名称独占資格」なので、
その資格だけで楽に食べていくことなど
残念ながらできません。

教壇に立って、汗をかいて
一コマいくらで教えてなんぼの仕事です。

なのに、この仕事をしたい人がこんなに多いのはなんででしょう?

この日本語教師の仕事を「生き方」と考えると合点がいきます。
まさに、自分の好きな「生き方」なのです。
だから、こんなに薄給でも、好きで続けられるんだなあと。

もちろん、私も時々この仕事を選んだことを
後悔することはあります。
でも好きなんだから、あきらめるしかないですね。
家族に楽はさせられませんが・・・。

さらに、もっと幅広く考えると「日本語教師」は「語学の専門家」なのかなと思います。

「リンギスト(linguist)」という言葉もあります。
「言語学者。言語に精通した人」
という意味の言葉だそうです。

日本語教師とは、言葉を扱うプロなので、
必ずしも、教壇に立って教えていなくても、
いつでもどこでも「言語の専門家」なのだと思います。

例えば、この仕事は「お笑い芸人」とも似ていると思います。
お笑い芸人は、何をもって「お笑い芸人」なんでしょうか?
売れていてもいなくてもデビューすれば「お笑い芸人」です。

テレビに出ていてもいなくても、「お笑い芸人」です。

それと似た感覚なのかとおもいます。

あと、お笑い芸人も、日本語教師も、
そもそもこの地球上に転がっている
「ことば」というものを扱って仕事にするところは似ていますね。

そんなわけで、お笑い芸人も日本語教師も、
それなりの説得力とか、
知識とか経験、あと覚悟も必要になります。

あと、迷いながら道を探っていくような
探究心も必要になります。

マイク一本で笑わせられる覚悟=
チョーク一本で生徒をうならせる覚悟

その生き方を選ぶ覚悟ができていれば、
立派な日本語教師になれる、と私は信じています。

そして、好きな語学の仕事だからこそ、その仕事で食べていけるよう戦います。

#日本語教師 #新卒


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