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「何語でも外国語は学習しておいたほうがいい」という話

外国語のメリットってなんでしょうか。やっぱり外国語は何か勉強しておいたほうがいいんでしょうか?そのうち、かなり使える自動翻訳アプリが出てくるから、外国語を勉強する必要はないじゃない、という気分にもなりますよね。

私はこれまで中国語などを20年以上勉強してきました。私は「今から勉強するなら、プログラミングより外国語」だと思っています。というのも、外国語を勉強することからくるメリットは、多すぎて「本当にコスパが良すぎ」なのです。

なぜでしょうか?まず結論をお伝えします。

「外国語を勉強することで、コミュ力や思考力が向上し、人材としての価値が爆上がり」する

もちろん、プログラミングもやらないよりはやったほうがいいですが、「コスパ」という観点から見ても、断然外国語に軍配があがります。

では、「外国語学習のメリット」ってなんでしょうか?

「人材としての価値が上がる」外国語学習

ポイントとしておさえておきたいのが「何語でも」外国語学習にはメリットがある、という点です。

この点を強調したいので、「その言語からくるメリット」は除外したいと思います。例えば、英語ができれば外資系の会社に勤められて収入があがるとか、中国語を勉強すれば中国のドラマが楽しめるとか、フランス語を勉強すればフランス映画が字幕無しで見られるとか、その言語ならではのメリットはこの際除外します。つまり、それぞれの言語からくるメリットを除外しても、プログラミングよりメリットがある、ということなのです。

例えば、インドに行く機会はまったくないけど、教室でヒンディー語を勉強する、それでもメリットはある、という話です。

この話をすすめる上で、こちらの調査を見てください。

こちらの調査では、年齢が若くなるにつれて、「失敗を恐れる気持ち」が強く、「他人からの評価」を気にする傾向が強いようなのです。また、若い世代になるに従い「自己肯定感」が低い傾向になっています。この傾向はZ世代(およそ1990年代後半~2000年代生まれ)に特に目立っていました。

このことを踏まえ、企業の研修担当者が新入社員対し「これから重視」すべき能力を列挙しています。

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この表を見ていて気がつくと思います。「ここで言ってること、外国語勉強すればかなり鍛えられる」と。

外国語は「主体的」でなければ進歩しません。「言語によるコミュニケーション」と連携により「チームで働く力」は強化されます。さらに、言語によるコミュニケーションにより「考える力」はイヤというほど鍛えられます。また、言語の勉強で失敗しない人はいませんから、自然と失敗に対する耐性もつきます。オンライン、オフライン問わず、異文化の人たちと教室でコミュニケーションすることで、アウトプットが促され、考える力もかなり鍛えられます。

それで、「自分が好きで続けられるなら」何語でも、まずは先生を探して勉強してみて損はないと思います。もちろん独学でも続けられるなら、それでもいいと思います。

さらに、外国語は続けるのがなかなか難しいですので、すぐにその言語を使って仕事をするのではなければ、「細く長く」を意識して、とにかく「やめずに楽しんで続ける」ことを目標にしてみるのもいいと思います。

例えば、一日10分はその言語の音声を聞くとか。一日1回その言語でチャットするとか。ワンフレーズ音声を吹き込んで、先生に聞いてもらうとか。

というわけで、皆さんは何語の勉強を始めますか?

もちろん、プログラミングの勉強と同時並行でもいいですよね。どちらもある意味で「言語」ですから、相互作用もありそうです。

さらに、日本語教師ももちろん外国語を勉強しておいたほうがいいです。この点は以下のNoteをぜひご覧ください。

#外国語 #コラム #毎日note





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