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【音楽遍歴】 音楽リスニング環境③(大学時代)


はじめに

本格的に音楽を聴き始めてから約40年。その間に、音楽メディアはレコードやカセットテーム等のアナログから、CD、MD、MP3等のデジタルメディアに変わってきました。そうした中、当然音楽を聴くための環境もメディアに合わせて変わってきた訳で、自分のリスニング環境について書いてみようと思います。

これまで、中学生のときのダブルラジカセ、高校生のときのバラコンについて書いてきましたが、今回は大学生のときのリスニング環境について書きます。

CDプレイヤー

以前の記事に書いたように、高校生の頃は高校入学時に買ってもらったバラコンを使って、アナログレコードを買ってきたらカセットテープに録音し、普段はカセットテープで音楽を聴いていました。カセットテープの背中部分にはアルバムタイトルをレタリングして、それをカセットラックに並べて眺めてニヤニヤしてたりもしました(笑)。

高校3年生くらいから、入り浸っていた輸入レコード屋さんでもCDを見かけるようにはなったのですが、アナログレコードと比べて1000円くらいの値段の差があったり、そもそも僕の聴いていたインディーズのバンドはCDがリリースされていない(あるいはされていても輸入して販売していない?)こともあり、高校生の頃はCDを買うというのは考えたこともありませんでした。

ただ、徐々にCDのリリースが増えてきたことや、リスニング環境を強化したいという思いも出てきて、「CDプレイヤー欲しいなー」と思うようになり、1987年の冬頃にSONYの据え置き型のCDプレイヤーを購入しました。当時はCDの再生しかできない専用機にもかかわらず、8〜9万円くらいしたように思います。

SONY CDP-337ESD

前にも書きましたが、最初に買ったCDはGeorge Michaelの1stソロアルバム"Faith"でした。確か、その後はThe Smithsの1stアルバム"The Smiths"を買い直したように思います。僕の入り浸っていた輸入レコード屋さんは、日本盤と輸入盤を一緒に買うと、合計価格から200円くらい割引してくれるサービスをやっていたので、この2枚のCDは日本盤で、一緒に何かの12インチシングルを買った記憶があります。

そして、このCDプレイヤーはソニータイマーが発動することなく10年以上使うことができ、結婚するときにジャンク品としてヤフオクに出したら8000円くらいで売れました。

ディスクマン

1988年に入ると、インディーズ系のアーティストのCDも増えてきて、購入したアルバムは全てCDになりました。据え置き型のCDプレイヤーを買った後も、しばらくの間はCDをカセットテープに録音し、通勤時は「なんちゃってウォークマン」で音楽を聴くというスタイルだったのですが、「全部CDなんだから、CDを持ち歩いたらいいんじゃね?」と気づき、持ち運び用にSONYのディスクマンを購入しました。

SONY D-202

この機種は本体とイヤホンの間がワイヤレス接続できるのがポイントでした。ただ、当然Bluetoothのような接続方法ではなく、FM電波を使っていたため、イヤホン側のレシーバーの電源を入れると、時々他の人の音楽が混信して聞こえてきたりすることもありました。

ただ、コードがなくて満員電車でも取り回しがしやすいこと、レコード屋さんで買ったCDをすぐに聴くことができるところは非常に便利で、これもMDプレイヤーを買うまでは随分長い間使っていました。

おわりに

Wikipediaによると、1986年にCDの販売枚数がアナログLPレコードを超えたそうで、ちょうどその時期に合わせて僕のリスニング環境もデジタル化していたことになります。

CDが出始めの頃は、「音の温かみが…」みたいなことも良く言われてましたが、正直言って、利便性や可搬性の高さがアナログレコードと比べて桁違いで、あっという間にコンテンツはCDがメインになっていきました。

これまで中学生〜大学時代のリスニング環境について書いてきましたが、少し間を空けて、社会人時代のリスニング環境についても書いてみようと思います。

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