見出し画像

für mein Mann :)【ピーナッツバターのマドレーヌムースケーキ】

8月14日は夫の誕生日でしたので、随分と前からリクエストのあっていたピーナッツバターのケーキを作ることに。

神戸に住んでいたころに突発的に作ったピーナッツバターのお菓子をたいそう気に入ってくれたようで同じものをお願いされたのですが、いかせん完全にアドリブレシピだったので分量等をほとんど覚えておらず…情報は「ブラウニーみたいな感じだった」という感想と、バターを全量ピーナッツバターに置き換えて作った気がするという私の記憶のみ…。

多分あれじゃないかな~という感じで試作をしつつ、どうにか最終的に超絶アメリカンで超絶美味しいケーキが作れたので、今回は参考にしたレシピをご紹介しておきます。

◆グレーテルのかまど「フランス・コメルシー娘のマドレーヌ」

当時の私がレシピを見なくても作れたということは、このマドレーヌの可能性が高い…!
この回の放送を見たのはもう5年以上前かなと思いますが、今でもマドレーヌを作る際はこのレシピが一番美味しく作れます。

グレーテルのかまどは個人的には分かりやすく、面白く、お味の保証もできる、まさにベイカーさん必見度No.1の番組。
しかも公式サイトではレシピの全貌を見れてしまうという神仕様!

→ グレーテルのかまど「フランス・コメルシー娘のマドレーヌ」レシピ

このマドレーヌを見目麗しく作るにあたって、私が特に大事だと思うポイントは以下の4点

・小麦粉、お砂糖、バター、卵を同量に。
・バターを塗った型はしっかり冷やす
・生地は最低30分寝かせてグルテンを落ち着かせる。
・黄金色のコブができるまで恐れずに高温で焼く

型を冷やしておくことで、焼き上がったマドレーヌがするんと外れてくれます。
くっついてしまうと剥がす際に見た目が悪くなりますし、何よりストレスになっちゃうんですよね(´・ω・`)

そして、夫のバースデーケーキのベースとして用意したのはスポンジケーキではなくこのマドレーヌをアレンジしたものです。

使用した材料はこんな感じ。

焼きあがった生地にサンドするピーナッツバタームースに卵黄をたくさん使うため、余った卵白を頭数に入れるというルーズさです。

通常のマドレーヌは小皿にも乗るくらいの手のひらサイズで作るものですが、今回は思い切って20㎝の型でがっつり焼きました。
ホールケーキにするためにコブよりも火の通りを重視して低温で焼き続けた結果、大成功!

メレンゲを立てる必要もないですし、少量でも食べごたえばっちり。
さらに、そもそもぎっしり系なのでしぼむ心配もなく、時間が経っても美味しい(´;∀;`)


そんな破天荒マドレーヌケーキ(ピーナッツバターVer.)を3等分にスライスし、間に挟み込んだのがこちら!

◆Dominique Ansel's Peanut Butter Chocolate Crunch Cake(ドミニク・アンセルの「ピーナッツバターチョコレートクランチケーキ」)

これは私の勝手な感覚なのですが、ピーナッツバターなどの材料を扱わせると日本人より欧米人の方が面白いことをしてくれる気がしているので、洋菓子関連のレシピ動画を探す時はまずは英語検索をしてみるようにしています。

そして出会ってしまったこちらのニューヨーカー(でも多分ヨーロピアン)…なんてこった…。

こちらの動画は全編英語なのですが、ゆっくり話してくれて行程そのものがシンプルで非常に分かりやすいです。
こちらも別サイトでレシピの全貌がチェックできます。神~!!

→ ドミニク・アンセルの「ピーナッツバターチョコレートクランチケーキ」レシピ

動画とサイトではタイトルがちょっと違いますが、作っているものは同じです◎

アルファベットを追いかけるのが面倒だという方も多いと思うので、とりあえずムースの材料だけご紹介しておきます!

・ゼラチン
・冷水(ゼラチンふやかし用)
・牛乳
・卵黄
・グラニュー糖
・ピーナッツバター(クリーミータイプ)
・生クリーム

思った以上に手間がかからず、甘々もったりのピーナッツバタームースが作れちゃいました。
ムースを単体でいただくとかなりピーナッツバターの主張がしっかりしてますよ〜!

◆ケーキの感想

まずは美味しい!とてもアメリカン〜!うまま!

食感は思った通りふんわりではなくぎっしりめで、どちらからというと重ためテクスチャーです。
物理的にも重量があるので、ムースとサンドした際に生地がムースを吸ってしまってよりしっとりになりましたが、それは想定内なので問題なし◎

そして甘い( ˆ-ˆ )
本当にゴリゴリに甘い( ˆ-ˆ )
表面のクリームはほぼ甘くせずに大正解( ˆ-ˆ )

少量で作った試作分も含め、340g入りのピーナッツバターが2つなくなるレベルの消費量だったのにも関わらず、「ピーナッツバターはそんなに強くないね!」って言われてしまい…これ以上の増量はさすがにちょっと…カロリーが大変だお…。

◆お茶とのペアリング

甘くてこってりめの【ピーナッツバターのマドレーヌムースケーキ】。
少し詳しくペアリングを見ていきます。

●ペアリングドリンク
お紅茶、コーヒー、ほうじ茶がおすすめです。

●ストレート or ミルク

好きなようにいただいて大丈夫ですが、全体がもったりするのが嫌であればストレートがおすすめ。

●アイス or ホット

暑い季節でもぜひホットで。
個人的にはケーキが重たい分、グビグビ飲めてしまうアイスより、少しずつ口に含めて油分をクリアにできるホットの方が相性が良いように感じました。

●フレーバード or ノンフレーバード

どちらでもOK!
ただし、バニラやチョコレートのような甘ったるい香りではなく、アールグレイやアップルのようなフルーツ系、シナモンなどのスパイス系の香りがおすすめ。

ちなみに私たちは、ドイツのオスナブリュックという街で出会った《 TeaGschwendner(ティーグシュヴェンドナー) 》【 OSNABRÜCKER STECKENPFERD(オスナブリュッカーシュテッケンフェアド) 】というお紅茶をホットでいただきました!

こちらはストレート向けのフレーバードティーで、フレッシュアップルの香りの中にほんのちょっぴりだけスパイスのようにバニラを感じる、ちょっと不思議なお紅茶です。

パッケージには記載がなく、ベースに何が使われているのかが全く分からないのが残念…(´・_・`)
いわゆる地方限定のお紅茶のためか公式サイトでも商品情報が確認できずでした。。。

◆まとめ

初めての試みにしてはかなり上出来だったのではないでしょうか!?
大きめのケーキ作りは、ちょっとの緊張感と完成した時の凄まじい達成感があって良いものですね~!

普段から食パンは定期的に作っていますが、あれはどちらかというと常備食としてのベイク…最近はお米を炊くような感覚になってきてしまっていてマンネリしつつあったので、ケーキ作りは本当に楽しかった。°(° ˆᴗˆ °)°。

Alles Gute zum Geburtstag!
お誕生日おめでとう〜!

いいなと思ったら応援しよう!