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6コに思いをはせて

こんばんは。
YUKINOです。

今日はスポーツの日です。
スポーツをするのにちょうど良い季節になりました。

さてお父さんと妹が登場しました。
今回はこちら。

ようやくお母さん登場します。


しかくい赤い箱の蓋をペリペリと開ける
そこには茶色い台形が6コ
いつもと同じようにコロンと綺麗に並んでいる
それはアイスのピノだ

今日はどの子を選ぼうかな

そう思いながらひとつ選んで口へと運ぶ
チョコからバニラへそれからふたつの重なる味へ
変わらぬ味に今日もほっと一息する
ピノを食べる時のマイルール
それは食べる順を選ぶこと
右から左から真ん中から自然と心が踊る


ピノ半分ずつ食べようよと私
声を弾ませて母を誘う
えー寒いじゃんと母
笑って呆れつつ承諾してくれる
これは毎度ピノを食べる時の私と母のやり取り

いつからだろうか
買い物の帰りにひとつ買って車で半分コする
母の運転する助手席に座って食べながら家路に着く

お母さんと6コを2人で3コずつ
何気ないひとときだけど特別だった
お母さんと2人きりになれる
この時間がたまらなく幸せで嬉しかった
自然と笑顔になる元気をくれる特別な時間
ピノ時間と勝手に名ずける
素直に甘えられるそんなピノ時間


アーモンドもうないんだけどと私
あっ、妹食べてたよと母
ショックを受ける私
ほんとに好みが似てるよねと微笑み嬉しそうな母
そんなことないもんと口をとがらす私

これはファミリーパックのピノでの出来事
私と三女がアーモンド味のファン
アーモンド味があっという間に姿を消す

食べられないのは悲しいけどほっこりもする
仲が悪くなっても好みは同じだから
心をあったかくするピノ時間


お母さんが大好きだからこそ
迷惑かけたくない!しっかりしなきゃ!
そんな思いで強がって生きてきた
甘えたい…わがまま言いたい…
本当の気持ちに蓋をしていた

完全に溶かすことは出来なくても一時的でもいい
私の強がりを溶かしてほぐしてくれたのがピノ時間

アパートでピノを食べると
いつもお母さんと食べていたことを思い出す
安心する気持ちとちょっぴり寂しい気持ち
ふたつの気持ちがバニラとチョコのように混ざり合う
今日も私に元気をくれたピノ時間

今度帰ったらお母さんとピノを食べよう


誰かに甘えるって照れくさい
でも甘えられるとちょっとだけ身が軽くなる
気持ちがポカポカしてくる
心をほぐしてくれるような気がする

甘えるって勇気がいるけど
たまには必要なのかもしれないなーなんて
心には大切な栄養なのかも

もっと甘えていいんだよ
強がらなくていいんだよ
弱いとこ見せてもいいんだよ


最後まで読んで下さりありがとうございました。

ピノは何味がお好きですか?

ときどき肩の力を抜くことも必要ですよね。
暑さの次は寒さに負けないように。

それではまた。

YUKINO

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