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"ジャパンブルー"に彩る。藍染で生まれ変わるTシャツ

夏のファッションで大活躍するTシャツ。カジュアルにも、スタイリッシュにも、コーディネート次第で楽しめる1枚を持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。いつも着るTシャツもたくさんの人の手によってつくられていると思うと、大切にしていきたいですよね。RICHEMOでは本日から8月まで、『夏のTシャツ特集』として、地球や人に優しいTシャツにまつわるアイディアをお届けします!

"ジャパンブルー"に彩る。藍染で生まれ変わるTシャツ

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シミ、汚れも染め上げる、藍染

真夏のTシャツ特集 第1回目は、お持ちのTシャツを染めてオシャレに生まれ変わらせる、おうちでできる藍染めについて。Tシャツは、着る回数を重ねると少しずつ黄ばんだり、色褪せたり、シミが目立ったりしてきませんか?そんなとき、藍で染め直すことで綺麗に、新しいTシャツのように楽しめます。
今回は藍染めの魅力とともに、簡単にできる藍を使ったDIY染めの方法をご紹介します。

世界に愛される "ジャパンブルー"

世界最古の天然染料、藍。日本では平安時代に高貴な色の一つとして大切にされ、江戸時代には、着物や作業着、のれんなど、生活を彩る色として親しまれました。明治時代に入ると、海外では"ジャパンブルー"と呼ばれるほど、藍は日本だけでなく、世界の人々から時を越えて愛される色。藍染には、きれいな水を必要としたため、水がきれいな川がある地域で主に発展してきました。化学染料と比べて水を汚しにくいことに加え、生地の耐久性や抗菌効果、保温性も高まる優れた染料です。

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おうち時間を楽しむDIY染め

そんな藍でTシャツを染めると、生地の黄ばみを目立たなくするだけでなく、耐久性も増すことでより長く着ることができます。洋服整理のあと、Tシャツを手放してしまう前に、藍染めでリメイクをしてみてはいかがでしょうか。

< 用意するもの >
○ 綿のTシャツ (または、麻など天然素材のもの)
○ 水 (天然藍濃縮液や藍染キットの調合に必要な分量を)
○ 天然藍濃縮液、または藍染めキット
○ ゴム手袋 (使い捨てず、家事でも使用できるものを)
○ 大きめのバケツ

< Tシャツの藍染めの方法 >

1. バケツに天然藍濃縮液と水を混ぜ、染液をつくります。ゴム手袋をはめ、液を混ぜて下さい。
 2. Tシャツを水でよく濡らし、絞ります。そして、染液の中につけ、2〜10分程度おきます。時間を長く置くほど濃く染まります。
 3. 色が染まったら、水で洗い手絞りで脱水し、日陰でよく乾かします。水洗いは、手早く洗うことが色むらなく仕上げるコツです。

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自分で染めてみることで、Tシャツへの愛着が湧き、大切にしようという気持ちになりそうですよね。藍染めのDIYで、伝統技術に触れることができ、作る人の想いにも寄り添うことができるのではないでしょうか。


TEXT & PHOTO: Hiroco Ryugo EDIT: Asuka Cali, Marie Yamamoto
2020年7月28日投稿 (アーカイブ)

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