オタクをやめた話

ここで使う用語はわたしが普段使うものをそのまま使っています。この界隈起源だから〜とか、ここでは意味が違っててこうで〜とか心底どうでもいいので、私の見える範囲で言及しないでください。

先日、3年応援してた推しから降りた。

別に炎上したわけでも、嫌いになったわけでもなんでもない。
満足したから降りた。ただそれだけ。この感覚、あまり理解してはもらえないと思うけれど……

何となく記録に残したくなったのでこれを書きます。


わたしが推しに出会ったのは何の気なしに行った舞台だった。
ただ面白そうだと行った舞台で、おちてしまった。

そこからはまぁ、一般的なハマり方だった。たぶん。
次の舞台のチケットを探し、グッズを集め、舞台の先行に申し込んだ。
それまで1作品1公演だったわたしが複数回入るようになった。
ここで舞台はナマモノということを、はっきりと理解出来たような気がする。

彼のほとんどの出演作を観に行った。1つだけ、予定がどうしても合わなくて観れなかった作品があるけど、その他は全部欠かさず観に行った。

全通できるような経済力もスケジュール管理能力もないバカで弱いオタクだったから、多くて2桁くらいしか行けなかったけれど。

手紙も初日と中日と千秋楽は必ず書いた。あとはまぁ、適度な間隔を空けて書いた。内容はほとんどない。良かったところ羅列してた。烏滸がましいけれど、彼の味方でいたかった。

お花も出したし、プレゼントもあげた。採用は多分されてない。そこはわたしのセンスが悪くて申し訳なかったなと思う。

だいたいの作品は喜んで行っていたわたしでも、出て欲しくない作品に出演が決まって大泣きして、絶対行かない降りる!って騒いだこともある。
結局、彼の姿を観たらこれは行かなきゃ後悔する!と思い直してチケット取ったけど。あの時一緒にいてくれた友人たちほんとごめん。ありがとう。

行ったら行ったで「かっこよかった」以外の言葉を失ってたな。ちゃんと(?)見つけてもらえたしね。

えげつない狙い撃ちファンサされたり、名前を呼んでもらったりもした。これは推し始めて1年の間。
その後どんどん厳しくなっていって、ファンサも話す時間もどんどんなくなっていって寂しいなとも思った。(たぶん事務所の意向)
だから1年目にもらったそういう意味での幸せはわたしの宝物。

もちろんファンサだけじゃない。努力をして、舞台の上からちゃんと返してくれる。彼はそういう人。
あぁ、観に来て良かった、応援してて良かった、って何度も思わせてもらえた。演技観て、幸せだなって思って何度泣いたかわからない。何度心を揺さぶられたかわからない。これってきっと、とても幸せなことなんだと思う。

わたしは貴方にもらった幸せのその分を、少しでも返せていたでしょうか?

4年目。彼のことは今でも好きだし応援したい。でももうきっと、この3年間のような熱量を持って応援するのは難しい。だって満足してしまったから。

わたしはオタクって、基本的にどの行為も自己満足だと思っていて。
自分の満足のためにオタクをしてる。だから、満足してしまったらもうそれ以上がないんだよね。
上手く言えないけど.......。

でも、満足出来るまで応援させてもらえて、マイナスの感情を抱くことなく終わりにできたのは本当に本当に幸せだと思ってる。し、オタク活動を通して沢山お友達ができたことも幸せだった。ありがとう推し。貴方を応援できた3年間とってもとっても楽しかった。

貴方に出会ってから、幸せで楽しかったって、胸を張って言えます。オタクはやめるけど、これからは1ファンとしてゆるっと応援させてください。

今は無理だけれど、舞台が再開したら行きます。きっとまた、幸せをくれるんでしょうね。

貴方のこれから進む道が輝かしいものであることを、心から願っています。

友人たちもありがとう!付き添いでイベント来てくれたり、舞台観に来てくれたり、「楽しかったよ」「かっこよかったね」って言ってくれてありがとう!本当に本当に感謝してる!

幸せな3年間だった!ねぇわたし!こんなに大好きで幸せにしてくれる人に出会えて良かったね!

















大好きな貴方へ

貴方に出会って、わたしの人生にたくさんの彩がつきました。
くすんでいた景色が急に鮮やかになりました。
貴方という存在に、わたしは救われました。
感謝してもしきれないくらい、貴方はわたしの恩人です。
生まれてきてくれてありがとう。
この道を選んでくれてありがとう。
あの時、わたしのところに来てくれてありがとう。
たくさんの奇跡で、わたしと貴方の関係は成り立っていたと思ってます。
貴方からしたらたくさんのオタクの中の1人だったと思うけど、わたしだってたくさんの俳優さんの中から貴方を応援しようと決めて、ここまで来た。これってやっぱり奇跡だと思うんです。
貴方にも、貴方とわたしの周りのみんなにも、たくさんのありがとうを。

どうか、たくさんの人に愛されて、たくさんの幸せが溢れる人生でありますように。