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【チャイブレイク第一回】インドワインのメッカNashikに行ってきた話

こんばんは!
これまで、Noteを毎日投稿したが、4日ほど休んでいた。
実は、ポンガルという収穫祭で会社が祝日となったため、インドワインのメッカであるNashikに行っていたためだ。

今回はいつものニュースの解説ではなく、チャイブレイクということで、インドの絶景を紹介していく。好評であれば定期的に開催したいと考えているので、ぜひコメントとスキをお願いしたい。


Nashikとは

まずは訪問した土地の簡単な紹介。
マハラシュトラ州北部に位置する高地であり山々に囲まれた土地である。
ヒンドゥー教の聖地と、ワインで有名であり、インドのブドウ園とワイナリーの半分が存在するため、「インドワインの首都」と呼ばれている。

Nashikへの移動

前日にMAKE MY TRIPというアプリで3000ルピーほどで、プネ空港から車をチャーターし、Nashik郊外のホテルまで向かう。
高速を5時間ほど走り到着。まず感じたのは空気がおいしいことだ。
デリーは空気汚染がひどすぎて、スモッグのせいで飛行機が飛べないとの報道が出てた日だったが、ここはとても空気が澄んでいた。


Sulaワイナリー

国内最大メーカー、スーラ・ビンヤーズのワイナリーに見学をしてきた。
ワイナリーはNashikの少しはずれにあり、ワイナリー以外はローカルのお店だけの場所で、移動手段はホテルにお願いした。
到着すると、大変大きな施設で驚いた。
ただのワイナリーではなく、ワイン畑・レストラン・ショップすべてが併設されたモールようだった。
ワイナリー見学には1000ルピー払う必要があり、公式webサイトからオンライン決済も可能とのこと。
エントランスを出るとすぐに、大きなワイングラスの像があり、ここで撮った写真をインスタに載せるのが若者に人気のようで、みんな写真を撮っていた。


ワイナリー見学は製造ラインの見学が30分、テイスティングが30分となっていた。
私はワインは普段飲まないので、ほとんど初めてここでワインを飲んだのだが、調子に乗ってテイスティングでがぶがぶ飲んでしまい、テイスティング中に酔ってしまった。


テイスティングを終え、気に入ったワインをいくつか購入した。
見学の時に支払った1000ルピーがここのワイン購入に使用できるようで、ある程度割引き価格で購入することができた。
この日は併設のレストランで食事をとり、帰宅。
夜は、標高が高いのもあり、羽織るものが一枚ないと震えるぐらい寒かった。

ハリハル砦(Harihar fort)

次の日は、ホテルから40KMほど離れた山へ向かうため、前日チャーターしたドライバーに3000ルピー(1日チャーター)を渡して、向かうことにした。
UberもOlaも使えないとは言え、少々高かったが、仕方ない。
1時間ほどして、目的地に到着したが、ここが映画のワンシーンかというほど美しく、しばらくの間、写真を撮影してしまった。


すれ違う人は子供連れ・カップルも多く、おそらく片道1時間ほどの簡単な山なのだろうと考えており、入場料を一人30ルピー払い、山登りを始めた。

命綱なしの崖

20分おきくらいに休憩ポイントがあり、道自体はそこまで過酷ではなかったのだが、一向に終わりが見えない。少々の不安を抱きながら、2時間ほど登ったところで、唖然とする。
終わりは見えた。オレンジ色の旗が見える。
ただそこにたどり着くには命綱なしの崖を登り切らなければならないのだ!
普段の運動不足も祟り、体力はすでに限界に近い。
リタイアも考えたが、挑んでみた。


奇跡のショット

ここが本当にきつかった。
なにせあるのは崖だけで、道はない。
ボルダリングのように、崖をつかみながら登っていく。
途中、サルにも遭遇した。
後ほど知ったが、ここは過去に死亡事件もあったようだ。
もし登る際は、必ず山登りのグッズを装備してくることを勧める。
そんなこんなで、やっとの思いで到着したときの映像が、こちらだ。
山頂付近で、ドローンカメラマンが500ルピーで映像の購入を持ち掛けてきたので、即決で購入。
普段なら断るのだが、これだけ大変な思いをしたので、なにか記録に残したかった。
↓をご覧いただきたい。


大変だったが、本当に絶景で、登ってよかったと心から思った。
ただもう一回登るかと聞かれれば、Noである。

Yorkワイナリー

この日はもう膝が笑ってしまい、まともに歩けなかったのだが、滞在最終日でもあったので、元気を振り絞って、Yorkというワイナリーで食事をした。
ホテルの近く一体がワイナリーになっており、場所は前日のSulaと2kmほどしか離れていなかった。
Sulaに比べればあまり大きくないワイナリーだが、オープンテラスで食事がとれ、雰囲気が非常によかった。
ワインの味は、個人的にはSulaのほうが飲みやすかった。


さいごに

2泊3日の旅で、コンパクトだったが見どころがたくさんあり、インドにはまだまだ観光資源が眠っていることを再認識した。
今後もこういったガイドブックには載っていなそうな場所を攻めていきたいと思う。
明日以降は今回行ったワイナリーのSulaをもとに、インドのワイン業界についての解説を行っていく。今回はこれで。

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