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授業が終わると生徒も先生も帰る

日本の学校は授業が終わったあとも生徒がたくさん残っています。部活動や委員会活動など課外活動がたくさんあるからです。オーストラリアの学校には日本のような部活動はありません。委員会活動もほとんどないです。帰りのホームルームや掃除もやりません。授業が終わるとほとんどの生徒が下校し、学校はあっという間に静かになります。

生徒が下校した午後3時過ぎの学校↓


生徒が帰ると先生も帰ります。オーストラリアでは、授業が終わると先生たちの勤務は終わります。だから会議など特別なことがなければすぐに帰宅します。授業を終えた教室からそのまま帰る先生もいれば、職員室で一息ついてから帰る先生もいます。

日本の先生は授業が終わっても帰れません。勤務時間は続きますし、部活や委員会、補習、カウンセリングなどの個別の指導で放課後も仕事がたくさんあります。会議や打ち合わせ、採点や教材研修、事務的な作業も山ほどありますが、こうしたものは生徒の指導が終わってからしかできません。必然的に勤務時間が伸びますし、残業が増えます。勤務時間が終了した後に会議が行われるなどという不可解なことが当たり前のように行われるのが日本の学校です。

日本では多くの先生が夜遅くまで仕事をしているとオーストラリアの先生に話すとみんな驚きます。オーストラリアの先生も残業することはありますが日本の先生ほどではありません。残業もしますがそれほど長時間は行いません。それに残業も自分が納得したうえで行います。

放課後仕事をする先生↓

生徒が帰ったあとに仕事をする先生。残業は30分ほどで終わりました。
一見、日本の職員室のようでした。

日本の先生は家に帰っても仕事をする人が多いです。私もかつてはそうでした。オーストラリアでも仕事を持ち帰る先生はいます。登校するときに持ち帰った生徒の課題などをかごに入れて車から運んでいる先生をよく見かけます。オーストラリアの先生も徐々に仕事が増えているのかもしれません。


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