何年もかけてお気に入りの車を作る
オーストラリアの友人には車好きが多くいます。特にクラシックカーの好きな人は多いです。グレゴリーもその一人。私が訪ねたときには1920年代のモデルを改造中でした。自分好みの車にするそうです。すべて自分一人でやると言います。
「どれくらいかかるの?」と聞くと「わからないな。死ぬまでに終わればいいけど」と気の長いことを言います。一生かかってもコツコツと作業することを楽しむのだそうです。
改造中の車に乗せてもらいました。バックミラーがないので隣に座る親友が後ろを振り向いて確認、ウインカーがないので手を伸ばして合図、クラクションもないので手動のラッパを使います。さすがにハンドルはありました。
風を切って走るのが快適でしたが、こんな車が公道を走っているかと思うとちょっぴり不安になりました。
ちなみに数年後訪ねたときも彼の作業は続いていました。
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