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医院の待合室に掲示された巨大なプロフィール

かつて通院していた眼科の待合室に巨大なパネルが掲示されていました。記されていたのは院長の学歴と業績の一覧です。出身大学からこれまでに勤務した病院、執筆した書籍や論文、講演記録、社会貢献活動など履歴書に記載されるようなことがぎっしりと書かれています。よく見ると地元の小学校でのPTA向け講演まで書かれていました。

医療法(第14条の2)では「病院又は診療所の管理者は、厚生労働省令の定めるところにより、当該病院又は診療所に関し次に掲げる事項を当該病院又は診療所内に見やすいよう掲示しなければならない」とあり、①管理者の氏名、②診療に従事する医師又は歯科医師の氏名、③医師又は歯科医師の診療日及び診療時間、④前3号に掲げるもののほか、厚生労働省令で定める事項の掲示を求めています。

医師免許状を掲示している医院もありますが、これほど細かな内容を掲示しているところは他に見たことがありません。
自分をよく知ってもらうため?(手段を間違えていない?)業績を自慢したいから?(自慢できるほどのものかな?) 適当な絵が見つからなかったから?(ちょっと安易な代替案?)

巨大なプロフィールは何のためだろうと考えてしまいました。


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