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年賀状がやめられないのは

年賀状の発売が始まりました。年賀状をやめる人は増えています。でも出す人はまだいます。私も「この先年賀状はやめます」という通知をもらうことが多くなりました。私自身もうやめようと思ったこともあります。けれども数は減りましたが続けています。

印刷だけの年賀状は味気ないですし、義理で送られてくるものもあります。子どもや孫、ペットの写真だけのものもありますし、写真による旅報告のようなものもあります。毛筆で書かれたものの中には達筆過ぎて何と書いていあるのかわからないものもあります。年賀状に込める思いは人それぞれでしょう。何となく違和感を持つものもないわけではありませんが、最近は素直に受け止められます。子どもや孫の写真を見ても「大きくなったね」と喜べますし、旅行の写真も楽しめます。何より私に年賀状を出そうと思ってくれた気持ちが嬉しいです。

元日の朝、郵便受けを見る楽しみは昔も今も変わりません。年に一度のやり取りだけで60年以上つながっている友人がいます。病気の後遺症と闘いながら不自由な手で書いてくれる人もいます。独り暮らしの高齢女性は私の年賀状を毎年楽しみにしてくれています。

コロナ禍で人に会うことがずいぶん減りました。メールでもやり取りできますが、郵便にはメールにはない良さがあります。特に手書きの年賀状はひとつひとつの文字に思いが感じられ、対面で話しているような気分になります。だから今年も年賀状はやめられそうにありません。


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