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不可解な服装指導

中学校で服装指導をしながら自分でも「これって変だな?」と思うことがたびたびありました。暑いときにワイシャツの第一ボタンをはずしてはいけない、ジャージの裾を折り上げてはいけない、寒くてもマフラーをしてはいけないなどたくさんありました。転任したときに、前の学校では認められていたものが赴任先では禁止されていることもあり戸惑うことがありました。

例を挙げると、女子のブラウスの着用についてです。半袖ブラウスは袖を折り上げると注意されていたのです。理由は「みっともないから」「本来の着用のしかたではないから」でした。夏の暑い時にブラウスの袖を折り上げることは私にもあります。さらに不可解だったのは、長袖を折り上げるのはよいのですが、半袖ではだめだったことです。ちなみに、校則には明記されていません。

加えて、これが学校全体ではなく学年の中での指導だったことにも驚きました。推進するのは学年の中で「力のある」年配の女性教師でした。お局さまのような存在です。指導が理不尽だと思う教師もいたようですがだれも何も言いません。言えない雰囲気でした。私も着任したばかりで周囲に合わせていましたが、今は意見を言うべきだったと反省しています。

服装指導については生徒や保護者を含めて教員の間の議論がもっと行われるといいなと思います。







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