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午後の砂時計

少し前に伊豆に行ってきました。河津桜が咲き始め春が近づいていることを告げていました。ピンクの可愛い花です。今はもう満開でしょうか。毎日寒い寒いと言いながら過ごしていましたが、気づかぬうちに季節は確実に動いていました。同時に思いました。そんなことを感じられるのも生きているからだって。

人生の午後を過ごす今、砂時計のように時が流れていくように感じます。砂は減る一方で増えることはありません。最後はあっと言う間に落ちます。この先の自分を見ているような気がします。

子どもの頃は時がゆっくり流れていました。人生の終わりなんてないと思っていました。でも、今は終わりがどんどん近づいているように感じます。子どもの時の一日が今は一時間くらいに思えます。だから時間を大事にして過ごそうと思います。

減っていく砂の一粒一粒を大事に使いたい。桜を眺めながらそんなことを思いました。


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