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山道でトラックが横転しても

(ブータン関連の記事です)

ブータンでの移動は車が主です。でも険しい山々を縫うように走る道路は狭く、舗装もされていません。落石やがけ崩れで通行止めになることも少なくありません。崖ぎりぎりを走ることも多く、谷底に転落しないかとハラハラします。まさにドライバーに命を預けている気分です。

ブータンの都市の間にはいくつもの山が存在するため,都市間交通として電車を走らせるのは厳しい.そのため,ブータンの人々の主な交通手段は,自動車となる.首都であるティンプー周辺の道路は,片側1車線でしっかりと舗装され,交通整備が整っている.しかし,都市間を結ぶ道はほとんどが曲がりくねった山道であり,道幅も1.5車線と言われるほど狭いため,対向車とすれ違う際は道幅いっぱいですれ違うので,車窓下の景色が崖となることも少なくなかった.そして,その道も崖崩れにより道が欠けていたり,隆起してデコボコであったりと,交通整備が整っていないため,徐行運転をしてそれらの道を走ることが何度もあった.このような環境のため,唯一の移動手段である自動車の移動でも,都市間の移動には時間がかかってしまうのである.

京都大学第9次ブータン訪問団報告書より


ある場所でトラックの横転事故に遭遇しました。トラックは崖際に横たわり、積み荷の木材が崖下に散乱しています。幸い運転手にけがなかったようです。トラックの周辺には人が何人か集まっていましたが、それほど大変な様子には見えません。たびたび起きることだと言っていました。

横転したトラックと荷台から崩れ落ちた積み荷の木材
崖の下の方まで積み荷が散乱しています


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