詩【 アウトオブ眼中 】
昼には星が消え
すっかりここが地球の上ってことを忘れてしまう
思い出すことはできても
星を肉眼で見ることはできない
人はみんな
なんだかんだでいま目の前のことで手一杯だ
イメージできても目の前のことには到底敵わない
だからわたしも例に洩れず
目の前のことに必死だし
理想は言っても
まず目の前が先である
そして歳をとり
そのままいつか
目の前のことも消えてなくなる日が来るのだろう
もっと遠くまで
見られる生き物に生まれたかった
20231204
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?