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大学職員を目指す新卒の就活スケジュール

最近は25卒の就活支援がだいぶ落ち着きました。今年もちらほら内定報告を頂いていて一安心です。それについては後日まとめて報告しようと思います。
そんな今回は、割と就活生から聞かれる大学職員の選考スケジュールをお伝えしていこうと思います。なのでどちらかと言えば新卒採用や第二新卒向けです。



①【大学3年夏~】インターンシップ

まずは大学3年の夏から始まるインターンシップ。
そうなんです、実は大学職員もインターンシップがあるんですよ。知っている人は知っているかもしれませんが、これ結構意外と知られていないんです。実施している大学は有名大学ばかりですが、首都圏や京阪神地区であればそれなりに実施している大学はあります。
応募はほとんどの学生がマイナビインターンシップを利用して参加しています。中には書類選考もあったりしますので、気が抜けないです。

ですので、スケジュール感としては6~7月くらいに提出書類のためのガクチカや自己PR、インターンシップ参加の志望理由などを考え始めるとスムーズに応募できます。
ただし、ここで考えたガクチカや自己PRは今後もそれでいく必要はありません。もちろんここで固めてもよいですが、大学生活はまだ進行中です。実際のエントリーは大学3年の3月以降ですので、それまでにもっと取り組んだことや志望理由の基となるエピソードがあれば、そちらを使っても全然問題ありません。

それでは実際のインターンシップではどういった事を行っているのか。
だいたい日程は1~2日。内容について細かくは大学ごとに違いますが、聞いた話だとこんな感じです。

  • 大学職員の業務内容説明

  • 先輩職員との座談会

  • 実際の職場訪問

  • テーマに沿ってのグループワーク、ディスカッション

などですかね。これらを1~2日かけて行う感じです。
時期について「大学3年夏~」と書きましたが、やっている大学は冬にもやっているようなので、マイナビインターンは年中注目です。

ただし、ここで一つポイント。
インターンシップに参加できるのであればした方がよいですが、必ずしも参加しなかったからと言って本選考が不利になることはありません。実際にインターンシップに参加しなかった学生でMARCHレベルの大学職員に内定した学生もいます。
ですので、極力参加した方が業務理解などに繋がってよいですが、自身のスケジュールなどと照らし合わせて難しければ参加しなくても大丈夫ですよ。
それに他企業のような選考直結型ではありませんのでご安心を。

②【大学3年3月~】エントリー開始

新卒の大学職員の選考は、ほとんどが大学3年の3月以降にエントリー開始になります。早期選考は今のところ1校しか見たことありません。こういう所はしっかり守るのが学校法人。

3月からエントリー開始なので、自分は就活生にだいたい後期の試験やレポートが終わったらES対策に臨むようアドバイスしています。学業優先が基本ですし、その辺なかなか並行して進めるの大変ですからね。
ES対策としては自身の学生生活の棚卸しと文字数に合わせた言語化、表現の修正といったことを行っています。この辺はもう数百人の学生を見てきたので、もはや得意分野です(笑)

中には3年の夏や秋の段階で「対策は何をすればよいですか?」と聞いてくる学生もいます。対策するにはまだ早いです。まだ学生生活真っただ中なので、アルバイトでもサークルでもゼミでも何か打ち込むよう伝えています。そうした活動が後々のESの基となりますからね
あとは他の業界の早期選考を受けておくのもアリです。何かしら内定を持って大学職員の選考に臨めると心持ちが変わってきますからね。

③【大学4年4月~】選考開始

そして年度が替わり4月になったら実際の選考が始まります。
書類選考を突破したらWebテスト、複数面接、更には実施する大学はグループディスカッションや小論文を行います。この辺の選考内容は大学によって様々ですし、詳しくは募集要項やワンキャリアなどの情報を活用してください。
まとめると、実際の選考はこんな感じです。

  1. 書類選考

  2. Webテスト

  3. (一部大学で実施)小論文やグループディスカッション

  4. 面接(集団や個人面接を複数回)

  5. 内定

だいたいこんな感じです。
うん、ほとんど一般企業と同じです。特段、大学職員だからといって特別なことは行いません。

④【大学4年6月~】最終選考→内定

6月になると、この辺りで最終面接があり、内定となります。だいたい6~7月あたりでしょうか。この辺が大学職員の最終選考のボリューム層です。
どうしてもスケジュール感が他企業に比べて遅くなり焦ってしまう気持ちがありますが、そうならないためにも効率よく多くの大学にエントリーし、それなりの質で数を打っていく必要があります。
また、他の業界も出せるのであれば並行して進めてどこかしら内定を確保しておくのもリスクヘッジとして良いです。

内定が出たらもう遊んでください(笑)
他にも1校内定が出ても満足せず、継続して受けているもっと魅力的な大学があればぜひ継続して選考を続けてください。

+α:国公立の選考について

良く聞かれるのが「国立と私立でスケジュールが違うんですか?」といった質問。
こちら、国立もスケジュールは私立と同じです。まずは国公立の選考についてお話しします。
国公立では選考方法が2パターンあります。公務員試験と同様の「統一採用試験」と、その大学(学校法人)独自で実施している「独自採用試験」の2種類があります。
皆さん想像してるのがおそらく「統一採用試験」の方かと思います。こちらは公務員試験と同様なので、勉強をたくさんして対策しなくてはいけません。逆に公務員試験を勉強しているのであれば並行して受けることも可能です。
一方「独自採用試験」は公務員試験とは違い、そういったがっつりテストはありません。私立大学と同じような選考方法ですので、公務員試験対策をしていないからと言って国公立大学を選択肢から外す必要はありません。


まとめ・おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回は新卒の大学職員の選考スケジュールをお伝えしてきました。
これから大学職員の選考を考えている大学3年生以下は是非ともご参考にしてください。

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