非日常が好きだ チームラボボーダレス編
私は非日常が好きだ。
今年2月に森ビルによる、デジタルアートミュージアム、チームラボ ボーダレス麻布台店がオープンした。
正確には、お台場にあったものを移転したのだが、よりパワーアップした印象だ。
オープンしたてということもあり、当日券は売り切れると思っておいた方がよい、という友人の声から2週間前には予約しておいた。
週末は特に混むとのことで、早めにチケットは確保した方が良さそうだ。
麻布台ヒルズに降り立つ。
ビルとは思えないふにゃっとした外観。
(フニャッというよりふにゃっだ)
その日は綺麗な青空で、空と建物の境がないように見えたことから、ボーダレスじゃん、と思わず呟く。
ミュージアムの入場時間まで建物を徘徊する。
とても広く複雑なつくりをしているので、事前に目星をつけておいたレストランですら探すのに苦労する。
今回のお目当てはハンバーグレストラン、ライムライト。
少し並んでいた。
店名のライムライトはチャップリンの映画が由来。
店内にはおしゃれな映画ポスター風のイラストが飾ってあった。
食事の後はヒルズを少し散策。
建物自体がアートで、曲線を取り入れた不思議な造形が散見された。
歩き疲れたのでカフェでゆっくりしたあと、いよいよチームラボへ。
チームラボは美術館だ。
その中でも、デジタルを駆使した最先端の展示は普段美術館に興味を示さない者をも魅了する。
中に入って、歩いて、いろんな角度から体験していただきたいのと、上手く写真が撮れなかったため展示の写真は控えるが、素敵な展示の数々だった。
「これってあり?」
「動いた!」
「写真に撮れるかな」
「どこまで歩いたっけ」
様々な声が飛び交う。
外国人旅行者も多く、みな夢中になってシャッターを切る様子に感心した。
ある展示を歩いていた時、英語圏の女性に声をかけられた。
後ろから写真を撮ったらいい感じになったから送ってあげたい、と言うのだ。
その展示は一部がマジックミラーになっており、外からは中の様子が見えるが、中からは鏡となっていて外が見えない。
私が中にいた時に、外から写真に収めてくれたのだ。
その写真は幻想的だった。
「サンキュー!」
感謝を述べてエアドロップで送っていただいた。
感動は世界共通だ。
いいな、こういう人のつながり。
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