『どの様な「食材・食品・生産物」を私は食べたら良いのか!?』（「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ）〜【特6】

【特6節】〜『美肌（美白）をご希望の方々へ』「美肌（美白）の効能・効果アプローチがある成分＆食材・食品・生産物」について【②】

1］〜『「細胞の新陳代謝」、「ターンオーバーのサイクル」を活発化し、肌の老化を防ぐ成分』。
●『核酸/細胞内の成分』、
・「肝機能が衰える」と、「核酸が体内でつくられる量が徐々に減っていきます」。
核酸が不足してしまうと、「ターンオーバーのサイクルが長く」なり、様々な肌の老化現象が引き起こされます。
肌の老化現象の1つとして、肌の潤い不足が挙げられます。
※「核酸」を補い、「細胞の新陳代謝を活発にさせる」事によって、「肌の老化を防ぐ」事に繋がります。
●『酵素/生体内で合成されるタンパク質』、
・「酵素」の中でも、特に代謝酵素を活性化する事で、肌への良い効果が期待できます。
肌荒れ、シミ、くすみなどの肌の不調は、新陳代謝が深く関与しています。
※「新陳代謝によって肌細胞が生まれ変わりが行われる」事で、肌は健康な状態を維持する事が出来ています。
●『コエンザイムQ10/体内の補酵素』、
・「コエンザイムQ10」は、「コラーゲンを作り出す皮膚の細胞を活性化させる」働きがあります。
※また、「コエンザイムQ10」には、「肌のターンオーバーを正常化する」と云う働きがあります。

2］〜『「紫外線による皮膚影響を軽減」し、「皮膚ヘの血流を改善」する成分』。
●『カテキン/ポリフェノール類』、
・「女性60名において、カテキン飲料（カテキン：1402mg） を12週間摂取させたところ、紫外線による紅斑が25% 軽減され、肌の弾力やキメや密度と水分値も維持されました。
また酸素量と皮膚への血流が増加したことから、カテキンは紫外線から皮膚を保護する働きが確認されました。
※「カテキン」の持つ「抗菌作用が細菌やウイルスから体を守り、感染症を予防する」効果がある事が考慮出来ます。

3］〜『「天然保湿成分により、肌の健康を守る」効果のある成分。』
●『グリシン』の含有生産物。
・「グリシン」は、そのコラーゲンを構成しているため、「肌のハリや弾力を保つのに必要な成分」といえます。
※「グリシンをはじめとするアミノ酸」は、「天然保湿成分（NMF）の約40％を占めて」おり、「肌荒れを起こし易い人は角質層に含まれるアミノ酸が不足している」と云う事が分かっています。
●『グリセリン』の含有生産物。
・「グリセリン」は、強い吸湿性を持つ性質があります。その性質から、保湿剤として化粧品などに多く配合されています。
●『スレオニン』の含有生産物。
・「スレオニン」は、肌の潤いを保つ天然保湿成分（NMF）にも存在します。
※肌は表面から角質層、表皮層、真皮層に分かれます。角質層が「ウイルスや細菌等の異物」から体を守り、肌のダメージを抑えます。その上、肌の水分が逃げないように水分を保持してくれます。

4］〜『「肌の調子を整える効果」、及び「活性酸素除去作用」の成分。』
●『シリマリン/ミルクシスル（マリアアザミ）の有効成分』、
・「シリマリン」は、「シリビニン又は、シリビン、シリジアニンと呼ばれるフラボノイド類」から成ります。その中の「シリビンは真皮のコラーゲンを増やし、繊維構造を正常化する作用を持つ」為、シワを改善します。また「体内で成長ホルモンの分泌を促し、細胞の老化を防ぎます」。
※「欧米で人気の高いメディカルハーブ」として支持される理由も「この強力な抗酸化作用」が関係しています。
●『ラクトビオリン酸/オリゴ糖』、
・「ラクトビオン酸は皮膚構造における保湿機能を担うラメラ構造を安定化させる」働きを持つ事が知られており、保湿効果や皮膚保護作用が期待されています。」

5］〜『「乾燥肌や敏感肌、肌荒れ」等を引き起こす事を、予防する成分。』
●『セラミド/保湿因子（皮膚に元来備わっている保湿成分）』、
・「セラミド」の分子が細胞間で一定の方向に隙間なく並び、積み重なった層状構造を形成し、水分は層の間に保持されています。これをラメラ構造といいます。
※「セラミドが、このラメラ構造を形成する」事で、角質層は保湿効果とバリア機能を発揮しています。
※「保湿因子」には、「皮脂膜」、「天然保湿因子（NMF）」、「細胞間脂質（さいぼうかんししつ）」の3つがあります。

6］〜『「粘膜や皮膚を健康に保つ効果」等の作用のある成分。』
●『ナイアシン/ビタミンB群（B³）』、
・「ナイアシン」が「NAD」に変化すると、体内の他の物質と結びつき、「NADP (ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチドリン酸)」となります。
※その他、「NADP」は「DNAやホルモンを作る」事にも関わっています。
この働きによって細胞の生まれ変わりをサポートします。
※特に生まれ変わりの活発な皮膚の粘膜の健康維持に役立ちます。

7］〜『肌を保湿する効果がある成分』。
●『キシリトール/糖アルコール類』、
・「キシリトール」は、肌を保湿する効果があると云われています。
※「キシリトール」は、「水に溶け易い性質で、保湿性を保ちながらも肌へのなじみが良い為、肌を乾燥から守る効果」があります。

8］〜『美肌効果がある成分』。
●『クルクミン/ポリフェノール類』、
・「活性酸素が体内で増加する」と、肌を構成している肌細胞にも悪影響を及ぼし、肌のシミ/シワ/くすみ等を生成すると考えられています。
※「クルクミンの持つ強力な抗酸化作用は、活性酸素を抑制する」事で、「肌の構成成分を保持し、美肌を維持する効果が得られる」と考えられています。
●『グルタチオン/連鎖アミノ酸の化合物』、
・「活性酸素が発生する事によって過酸化脂質が増える」と、「細胞が壊されたり、過酸化脂質がタンパク質と結びついて肌のシミの原因となる」事もあります。
※「グルタチオンが持つ抗酸化作用」によって、「シミの原因を予防する効果」があります。
●『グルタミン酸/非必須アミノ酸』、
・「角質層の細胞はケラチン繊維と線維間物質から構成されており」、「線維間物質に肌の潤いを保持する天然保湿成分（NMF）が存在」します。
※「グルタミン酸をはじめとするアミノ酸は、天然保湿成分（NMF）の約40％を占めています」。肌荒れを起こし易い人は、角質層に含まれるアミノ酸が不足している。
●『ゲニステイン/大豆イソフラボン』、
・年齢や生活習慣によって「エストロゲンの分泌が減少する」と、「肌の弾力を保つコラーゲンや、肌に潤いを与えるヒアルロン酸をつくる力が低下してしまいます」。
その結果、「シワ/たるみ等の肌の老化現象」が引き起こされます。
※「イソフラボンには、肌の弾力性を保ち、シワを改善する効果」があります。
●『コウジ酸/麹』、
・「コウジ酸には、メラニンの生成を抑える」事で、「シミやそばかすの発生を防ぐ効果」があります。
※「コウジ酸」は、このチロシナーゼの活性化を防ぎ、「メラニンの生成抑える働きがある為、美白効果」が期待されています。
●『コンドロイチン/生体軟膏成分』、
・「コンドロイチン」は高い保水力を持ちます。従って、「皮膚の保水性を向上させ、肌を若返らせます」。「肌にハリ/ツヤ/弾力を与え、美肌効果を促します。艶やかな肌を取り戻し、若々しさを保ちます」。
●『シアル酸/ムチンから得る酸性の糖』、
・「シアル酸は細胞と細胞を繋ぎ、情報伝達器のように連絡係として働き、シミ/シワ/たるみ等、体内の酸化を防ぎます」。
・また、「シアル酸は美肌の司令塔として、コラーゲンやヒアルロン酸が必要な所へと誘導してくれる」事から美肌効果があります。
●『シトルリン/遊離アミノ酸』、
・「肌のツヤやハリは、天然保湿因子（NMF)の量や効力に依存する」為、「シトルリンを摂取する事は、肌の潤いを保つ為には有効である」と云えます。
※「天然保湿因子（NMF)」は、「シトルリン以外にもグリシン、セリン、アラニン、スレオリン等」が挙げられます。
●『スクワラン/鮫の肝油成分』、
・「スクワレンがターンオーバーを促進する」事で、「シミ/くすみ/しわやたるみの予防に繋がる」と云われている為、「スクワレンを経口摂取する事で、美肌効果が期待」できます。
・また、「スクワランは、その浸透性の高さからも肌への効果が期待」されてる。
●『スレオニン/必須アミノ酸』、
・「スレオニンは、肌の潤いを保つ天然保湿成分（NMF）」にも存在します。
●『セラミド/潤い成分』、
・「健康的な角質層では、セラミドなどの細胞間脂質が角質細胞をしっかりと繋ぎ止めています」。
・細胞が隙間なく積み重なる事で、水や異物が肌に入り込む事を防ぎます。
※「セラミドには、皮膚の水分の蒸発を防いだり、紫外線や細菌、アレルギーを引き起こす原因にもなるダニやホコリ、チリ等の外部からの刺激から肌を守る効果がある」。
●『セリン/非必須アミノ酸』、
・「セリンは肌の角質に存在し、肌の水分を保つ天然保湿成分（NMF）に最も多く含まれる」。
●『ビルベリー葉エキス/ポリフェノール』、
・「ビルベリー葉エキス」には、「シミやそばかすの原因である紫外線を強力に吸収する作用がある」と云われています。
・「ビルベリー葉エキス」は、「ニキビの原因の一つとされている肌表面の酵素、リパーゼの働きを抑えてくれる」働きがある。
・「ビルベリー葉エキスのGABA産生促進作用」により線維芽細胞の増殖を促し、皮膚の老化を防ぐ効果が期待されています。
繊維芽細胞は真皮に存在し、「真皮の主要な構成成分であるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸等を生み出します」。

以上です…。　次回、『後編』へ、続く。