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なろうで総合日間一位を取りました

ご無沙汰しております。蔵前です。
平日は仕事で怠いと十時半には布団に入り、土日は一歩も外に出ないという生活をしております。
こんな生活なので創作活動も脳みそが動かないと遠のき、ぼんやりと小説原作の電子コミックなどを読む毎日をしておりました。

それがどうしてタイトルになるのかと言うと、人様の作品を読んでいると、自分も書きたくなるのですよ。

気に入ったテンプレものを。

「小説家になろう」というサイトでは、悪役令嬢、婚約破棄、ざまあ、などの要素が入った作品が人気がありますが、他にも人気タグがあります。

それは、辺境伯。

美女と野獣みたいに、図体が大きく人に恐れられている辺境伯を癒す小動物系ヒロイン、あるいは、虐げられている小動物系ヒロインを助ける辺境伯という、癒し合うカップルのお話が多いタグです。
私は先達の作品で癒され、そして書きたくなったのです。

が、書き上げた私の辺境伯はなんか違ってました。
「ここまで物理的なざまあは初めてです」
こんな感想を貰いました。

あれ?

――見直せば確かに……癒しなんかねえ、攻撃的なハムスター系姉さんと可愛い小動物を見つけたと喜ぶ大型犬な兄さんなカップルの話でした。
ですが、自分でも驚いたタイトル結果になるのです。

あれ?

2024/2/9の朝は自分死んだのかな?と思いました

あれれ?総合は?

マジかよ
先週まではこんな感じでしたが、今はランク外です。良い夢みれました。
↓この小説のアドレスは下記になります                

https://ncode.syosetu.com/n9125ip/

旦那に自慢したらリンゴを剥いてくれました。
病気による妄言じゃないよ?

そして、嬉しいのに心がとても疲れているのは、自分が十代だった頃を思い出すからなのでしょう。

高校一年の頃、父が仕事で使わなくなったワープロを私と妹の創作用に使えとくれました。
私達は喜び、互いがいない時にワープロで物語を打ち、互いの作品を読み合って楽しんでいたのですが、そんなひと時は母によって台無しにされました。
私にだけに。

「お前の小説は小説になっていない。文章が気持ち悪い。妹と違って才能が一つも見えない駄文だ。お前は小説家になんかなれないし、そんなものを目指していること自体馬鹿を宣伝しているのと同じ。才能ある妹にワープロを譲りなさい」

この台詞を妹にワープロを譲るまで毎日言われ、私はそこで物語を書く事を止めたのです。

そんな私が今小説を書いているのは、息子が鬱になって、君は小説の主人公に出来るぐらいに凄いやつなんだよ、と息子を主人公にして小説を書いたのがきっかけです。
書き上げて、自分こそ小説を書く行為に癒されてました。
それで書く事に夢中になって、気が付けば、息子は私に見切りをつけて鬱克服してました。
私の過干渉も彼の精神に悪影響だったのでしょう。

さて、成人したこんな年齢になって、やっぱり文章を作ることが好きだと書き続けて毎日実感するのが、自分の文も構成力もまだまだ、ということ。

しかし思うのです。
母に負けずに書き続けていたら、きっともう少しちゃんとしたものを書けていただろうし、もしかしたら書く仕事が出来ていたかもしれないと。

今回一位をもらえたことで、諦めた十代の自分が不甲斐無くて堪らないです。
頑張ればなんとかなってたかもしれないよ、と。

だから言いたいです。
この文を読んで、今同じ様に心無い人から妨害を受けている若い人に。

絶対に書き続けて、と。

なろうでは時々評価に星を一つしか入れない人についての論争があるけれど、私は星が一つだと嘆く方がおかしいと思います。
嫌がらせで星一つを入れて評価を落とす人もいるけれど、作者の文体が未熟すぎて、でも頑張ったという気持ちで星を入れてくれる人も多いのです。
その人達から次は星二つ奪ってやるつもりでいれば、心が折れるどころか自分の文章が上達出来てます。
人を引っ張るにはどうする?
より読みやすい文章にするにはどうする?と、考えて工夫していくことになりますから!!

あと、なろうの人達は優しい人多いですよ。
今回書いた短編が一ページなのに一万八千文字もあって、読了迄四十分は掛かるんですよ。
それなのに読んでくれた上に星を入れてくれた人がいるんです。

「てめえ、長すぎだよふざけやがって。最後まで読んだら落とす。ぜったいに星一ついれて評価落としてやる!!」

そんな感じの星がたくさんだったとしても、今回の私は土下座して感謝するだけです。
ごめん、まじ長すぎた!!と。
あと、ありがと。
星一つでも二ポイントです。