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狙いを定めたそのさきには

最近、iPad Air 第三世代(今新しく出たものの1世代前)を購入した。
研究室の報告会や雑誌会、週間報告全てがペーパーレスとなり、持ち歩きしやすい端末が欲しかったからだ。
去年の報告会・雑誌会前日遅くまで残って印刷していたことが少し懐かしい。
報告会のスライドはだいたい30枚前後なので両面印刷だとしても16人分刷ってホッチキス留めするのはなかなかしんどかった。
しかもコピー機がややオンボロだったので途中で紙が詰まることもあった。
詰まってぐちゃぐちゃになった紙のページ数を覚えておいて後から印刷....なんてこともあった。
当日の朝に印刷しようものなら悲惨なことになる。
詰まった紙を懸命に引っ張り出しながら絶望感に襲われている同期の助けていたことが懐かしい。

「去年印刷してたんすか?大変ですねぇ」
発表スライドを仕上げていた後輩がボソッとつぶやいたので去年のことを思い出していた。

それはそれでまたいい思い出もあるもんだよ。紙の無駄がなくなったことはいいことなんだけれどね。
そう答えると後輩が不思議そうな顔で
「印刷する手間はめんどくさくもあったけれど、嫌な思い出だけなわけじゃないんすね」
と答えたので お、ちょっとは思っていることが伝わったのかなぁと嬉しくなった。

手間がかかることは決して悪じゃないと気付かされたきっかけのことを次回書こうと思う。


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