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ムーミンにまなぶ生活スタイル 

皆さんこんばんは。遅めのGWも明日までの
紗桜です。


今日は朝からお出かけしました。

母の補聴器レンタルと物忘れ外来の予約のためです。

母は今年で80歳になります。よくここまで補聴器もせずやってこれたものだと感心しています。

歯も入れ歯なし。

70歳を過ぎた頃から耳鳴りなどで耳鼻科へ行くこともありましたが、聴こえについては問題なし。

しかし70歳後半になると聞き返しが多くなり
テレビのボリュームもどんどん大きくなってきて
補聴器をすすめました。

しかし「まだいい」と言われ続けて今年。四月に入ってなんと態度が軟化。この機を逃さずさっさとレンタルのための検査に入りました。

結果、聴こえ自体は加齢からくる範囲で、高・低音域共に落ちてはいるが、補聴器でそのあたりを補えるということでした。

次はどのタイプの補聴器にするかです。

補聴器の種類も色々。通常の耳掛けタイプは電池の入れ替えが必要で、電池自体が小さいボタン電池なので、やめました。

次が小型オーダーメイドの耳穴にスッポリ入れるタイプ。こちらは補聴器自体が小さいので、無くした時が大変ということで、やめました。

残りがワイヤレスイヤホンに似たタイプで
充電式。耳穴にフィットさせるためのゴムが2種類あり、耳から落ちないように調整できるので、こちらに決めました。

とはいえ、初めての補聴器体験。二週間のレンタルを経て、気に入ったら購入ということにしました。

充電式の補聴器は少々お高めですが
ここはフンパツします。(私の給料二ヶ月分……)

そして問題は、このあと。

物忘れ外来です。

本人はまだお金の管理も、家事も、誰にも迷惑かけずにできるので、物忘れ外来受診が、認知症検査にもなるという事もわかっています。

これまで言い出しにくかった話題ですが、今年は80歳という年齢。補聴器も聞き入れてくれたこともあり、話してみたところ了承してくれました。

この日、時間も午前の受診時間が終わりに近づいていたので、ダメでかも…と思いながら病院へ入ると、ギリギリ受付てくれました。

その時に看護師さんから言われたのは

「ご本人は了解済みですか?」でした。

聞かれるだろうなと思った質問でした。

介護施設で働いたこともあるので、補聴器もそうですが、まだ介護度が低い方は 病院へ行くことを嫌がります。
しっかりしている部分と、怪しい部分の間で、本人も気持ちが揺れ動くので、私はまだ大丈夫という気持ちが強いとなかなか受診は難しい。

母の場合は上手くいった方だと思います。

私は「はい」と返事をし、手渡された問診用の紙と予約を取って母とバス停へ向かいました。

母は疲れたのか、物忘れ外来へ行くことになったことに気落ちしているのか、少し元気がないようにも見えましたが、バスに乗る母を見送って、
私も帰宅。

私も疲れました。

今日の事を踏まえて、自分は早め早めに補聴器や物忘れ外来などにお世話になろうと感じた一日でした。

今回の件で感じたことがもう一つあります。

昨日の記事にも書いた
❝ムーミンたちから教わるやめてもいいことリスト❞
この中に「正しさにこだわる」をやめるというのがあります。

それを読み返していると、価値観の違いについての文章がありました。それがこちら。
          ⬇
「何が正しくて、何が間違いか。家族であっても価値観は違う」ということ。

これは母と私の価値観も違うということ。
家族といえど、一人一人の人間なので価値観が違うのは当たり前なのですが、家族という関係では、時々曖昧になり、勘違いをおこしやすいことがあります。

今回の件でいうと

私は早め早めの対処をしたい、という価値観。

しかし母にとっては、物忘れ外来へ行くことや、補聴器をつけることは必要な物や事ではないという価値観。

けれど、母も自分が歳をとった結果、必要になる物になってきたということで、価値観が変化し、受け入れたくない気持ちがあるのかもしれないが、認めることにした。

価値観が変化し、本人も自分なりに自分の気持ちに折り合いをつけて承諾してくれ、私の価値観に寄り添ってくれた感じがあります。

物忘れ外来についても、母の価値観が変化してきたおかげで、私の「早め早めの対処」という価値観に寄り添ってくれて、現在認知症というには、まだ考え方や感情の振り幅もバランスのいいほうだと、子どもながらに感じている状態でも、今回予約を取ることを承諾してくれました。

今回の件は母の価値感が私寄りになったことで、何とかスムーズに事が運びましたが、今日の事で気落ちしていなければいいけど…と心配はあります。

ここでまたもムーミンたちからの学びとして

今必要だからすすめたけれど、母が必要と感じないならやめてもいいよ。

と言えるような心構えでいようと決め、心配することはやめました。

補聴器も物忘れ外来の予約もやめると言われたら、強要せず、了承しようと思います。

また機会はあると思うので。





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