アヤメサトリ

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最近の記事

僕の焦燥

最近、僕は眠れない日々を過ごしている。これが何かしらの病による物なのか、単なる体たらくなのかは分からない。けど、ここ数年何も心配せず熟睡するという事は無くなっていた。寝る前にいつも。明日への恐怖を想像するだけで、数時間は時間を潰せてしまう。しかし、次の日その妄想が実現することは決してなく、単なる杞憂で終わるのだ。僕は一体何におびえているのだろう。何に追われているのだろう。そんなことを思いつけばつくほど、僕の妄想のループはまた続いていく。答えを探すために、時間を無駄にしている。

    • 自分を喪失した日

      毎晩、さて寝るかと準備をして、布団に入ると同時に昔のことをよく思い出す。こういったことはこの世のほとんどの人間が経験したことがあるだろう。たまになら、「いやなものを見た」程度で済むのだが、私は毎晩やってくるので、たまったもんじゃない。最近メインで頭に浮かぶのが、「私」のアイデンティティについてだ。私はこれが私です、というものが思い浮かべることが出来ない。とても薄味で、海水に塩をぶち込んでいるかのような、ありふれた人間である。そういう人生を送っている(いた)。そんな感じであるの

      • 私の自堕落な活動性

         二十歳になり、少し自分のやりたかったことをやってみようと思った。それで始めたのが、音楽活動とこういう執筆活動である。しかし、今のところ、音楽活動の投稿頻度は隔月を、遙かに超してしまっている。この文を書いているこの時間を、創作活動につなげればいいと思うのに、私は結局、パソコンのキーボードを叩いて、今の自分の自堕落な活動性を、受け入れて肯定してもらおうとしている。なんと無様人間なんだお前は。  私の創作に関する知識は独学に似たような、模倣である。独学のほとんどが模倣じゃないのか