「2人目欲しい…けど無理かも」
授かりたくても授かれない事もある。
必ずしも健康な子を産めるとは限らない。
様々な問題を抱える人がいる中で、私は今贅沢な悩みを抱えている。
2人目問題である。
妊娠する前は、夫婦共に「子どもは絶対に2人は欲しいよね」と話していた。が、今となっては、夫婦揃って「うちは1人かな」となってしまった。
ただ、何度も話し合って決めたことなのに周りが2人目を授かっていくのを見ると揺らぐ事があり、今の気持ちの葛藤を書き残しておくことにした。
【子どもは1人で良い理由】
・夫が病気のため、足の感覚が鈍い(娘が0歳の頃に急に病気が見つかり手術)
・妊娠中、血を吐いたり顔面内出血になるほど毎日吐いていた
・胎児機能不全と言われ出産が早まった
・産後の傷が4ヶ月も傷んだ
・母乳問題
・実母と喧嘩が増えた
・コロナ禍
・娘が比較的手のかかるタイプ
・夫が転職活動中
・今のところ転勤族でこの先どこに住むのか読めない
・既に私自身のキャパが狭いため限界を感じている
書き出せばキリのないほど、うちは1人で十分だねと思える理由がある。そもそも、夫の体調のこともあり、現段階で子作りをできるイメージがない。
だが、どんなに理由を並べても今の私は確実に揺れている。そこで、2人目が欲しい理由についてもまとめてみた。
【2人目が欲しい理由】
・子どもが兄弟間で学んでいってくれる可能性が高い
・どんな子が生まれてくるのか会ってみたい
・親戚が少ないので兄弟を産めば子どもが孤独を感じずに済む
・身近な人から2人目はいつ?や、絶対に居たほうが良いといわれ続けている
年齢やお金のことも考える必要がある為、早めに決断するに越したことはない。私個人の意見としては、こんなに悩むくらいならば「うちは一人っ子と決めている」とバッサリ言い切ったほうが楽に過ごせると思っていた。
が、決めたあとに何度も揺れている。
その複雑な気持ちを数日前、助産師さんに打ち明けたところ
「育児は特に選択の連続だから大変ですよね。今のモヤモヤは解決しようとせずに一度荷物をおろして横に置いてみるのはどうでしょうか」と、素敵な言葉を貰った。
「選択の連続」と言われ、ハッとした。思い当たる事が沢山あった。
自然分娩か無痛分娩か、母乳かミルクか、離乳食は手作りか市販か、保育園か幼稚園か、家を買うか買わないか、2人目をつくるかつくらないか。
どれも大きな問題であるにも関わらず、悩む暇もなく選んでいかなくてはいけない。客観的に幸せに見えることでも、これには大きなストレスがかかる。
ただ、これまで悩んできたことを振り返ってみて思うのは、どれも正解であるという事。
常に自分に言い聞かせるようにしているのは、選択肢があるのは贅沢で幸せであるという事。どの道を選んでも、それが最善だったと胸を張ることが重要であるという事。
私は、これまで比較的どんな事も即決してきた。決して潔いからではない。長く悩む事が負担になりすぎる性格だからだ。たとえ間違った選択をした場合も「自分で選んだ道だから仕方がない」と思えば良かった。
育児は、「自業自得」の一言では解決できない。
親の選択が子どもの人生に大きな影響を与えていく。だから、私は深く悩んでいるのかもしれない。
2人目問題については、助産師さんの言葉のとおり、もう少しこのモヤモヤした気持ちを大切にしていきたいと思う。
悩んでいる事が愛情だと考えて、自分の最終的な選択には自信をもっていきたい。多数派の意見に飲まれる訳でもなく、反発する訳でもなく、自分が一番納得できる言葉に耳を傾けていこう。
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