算命コーチ鞠の雑記帳（その１７）天冲殺からみる「事業継承とは？」～有名なお二人の命式を比較～
算命コーチ鞠の雑記帳（その１７）
天冲殺からみる「事業継承とは？」
～有名なお二人の命式を比較～
雑記帳では、シリーズではない話題をみなさんにお届けする
わたしの「閑話（雑談）」です。
今回のテーマは天冲殺からみる「事業継承」です。
スティーブ・ジョブズさんとティム・クックさんの命式を解説します。
天冲殺はそれぞれの特性（持ち味）があります。
得意・不得意があり、これらのことを組織つくりに活用することができます。
今回はその一部をを例に解説します。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズさんと現在のCEOであるティム・クックのお二人を比較してみます。
スティーブ・ジョブズさんの命式をみてみましょう。
・子丑天冲殺、生日天冲殺
子丑天冲殺は「初代運」といい、「物事の始まり」を担う人です。
家系や家族からの事業を受け継ぐのではなく自ら新しいことを立ち上げていくことで成功をおさめていきます。
様々な経験を経てアップル社を立ち上げたのはまさに子丑天冲殺方の特性を活かしたといえます。
生日天冲殺の方は、目上・親からみて「理解できない人」と判断されがちです。
目上や親からは「何を考えているかわからない」と思われることが多くなります。
これは、自身の天冲殺ではなく「目上の人から見た場合」の不自然さであるため、
本人は「不自然さ」を感じることがありません。
また、ジョブズさんはとても命式がとても特殊です。
・陽占でみる仕事への取り組み
ジョブズさんの陽占の星はすべて「精神性の星」です。
これは、現実対応力に乏しいですが、自分の理想や夢に関して自分の内なる対話をもってことを進めていく方です。
若いころにヨガなどにも関心をもたれていたこともこのことにつながるのではないかと思われます。
東方：調舒星 天堂星
仕事に関して「自分のこだわりが強い」傾向があります。
完璧主義で自分の理想が明確です。
そのため、手を抜くことをしません。
自分のやりたいことできない環境であれば、
躊躇なく「会社を去る」判断もできる方です。
中央：龍高星 天貴星
中心星はご自身の本質です。
龍高星は「新しいことの創造」「現状の変革」、「知的好奇心」の星です。
今までにないものを「創り出す」ことが自分の喜びとなっている方です。
「アタリ時代」に様々な経験をしてして、自分の発想にとりいれていくことができたのも、
龍高星が特性が活かされていると感じます。
また、天貴星は「素直」「好奇心」「人に伝える」ことが特性の星です。
世の中が変化をしている時には、天貴星のような始まりを作り出す意識の人が必ず必要となります。
天貴星がもつ自分に素直な生き方が人々をひきつける魅力となってたと思います。
西方：鳳閣星 天南星
西方は家庭や配偶者、物事の結果、晩年の生き方を表します。
配偶者には互いに自由であることを望みます。
自身の時間を大事にする人です。
家族との距離感も一定に保とうするのが鳳閣星です。
また、「ありのままを受け入れること」を貫きます。
天南星は身強の星の１つです。
天南星が西方にある方は「生涯現役」であるほどのエネルギーを持っています。
北方：玉堂星
北方は自身の精神性を表す星が配置されます。
玉堂星は物事の真理を大切にする星です。
「理」を深く知りたいと精神的な学びに傾倒する場合もあります。
また、玉堂星は多少「融通が利かない」点もあり、部下の立場からは、
「なかなか交渉が難しい人」と思われる場合もあります。
南方：鳳閣星
南方は夢や未来、子供を表します。
自身の未来はのんびりとしたい。
楽しいことや自分を表現することをしたい。
考えを伝えたいという思いが強まります。
「しなければならない」と義務になるとと途端にモチベーションが下がってしまいます。
アップル社の製品は、「世の中の人が驚くようなもの」ばかりが提供されていましたね。
相剋関係からみる才能
ジョブズさんの才能は「龍高星」と「玉堂星」となります。
どちらも水性の星です。
龍高星と玉堂星がある場合、龍高星の特徴が強まります。
よって創造・改革が才能です。
五行エネルギーのバランス
ジョブズさんの五行エネルギーの３０１で非常に高く、３００を超える方はめったにいません。
通常、２００を超えているとバランスがよいとされ、
２５０以上の場合、自身のエネルギーの高さをコントロールできなことが多く、
思うようにならないことに不満や葛藤をもつことことが増えます。
ジョブズさんの場合、天南星をお持ちのため身強であることがエネルギーが高い状態をある程度コントロールできたいたかもしれません。
しかし、自分の想いと作り出す結果に常に満足はできなかったかもしれません。
ここまでが、ジョブズさんの命式解説の一部でした。
子丑天冲殺は、世の中に新しいことを呼びかける天冲殺です。
事業を始めるときに子丑天冲殺は人を集め、スタートに勢いをつけてい行動をします。
自分の考えを周りにつたえ、巻き込むことがとてもうまいです。
ジョブズさんもアタリ時代、アップル社の立ち上げ時代などご苦労ではあったようですが、
一番楽しい面白い時期だったのではないかと感じました。
次は、ティム・クックさんです。
現在のアップル社のＣＥＯです。
この方も大変特徴的な命式の方です。
みてみましょう。
・午未天冲殺 生日天冲殺
午未天冲殺は、物事のまとめ役です。
ここでいうまとめ役は、「終わりを整理する」というまとめです。
次につなげるという意識はなく、整理をしていく役割を担います。
冷静で人との関係も広げるのは苦手です。
内省をする人が多く、感情的に動くことも好みません。
生日天冲殺はジョブズさんと同じです。
・陽占でみる仕事への取り組み
東方：貫索星 天禄星
東方は仕事や社会との関りを表します。
貫索星は守りの星です。
自分の考えが明確で意見を変えることはあまりません。
これまでの事業を「守り」手堅く進めていくことに力をそそぎます。
大きな冒険をしません。
集中すると視野が狭くなり周りがみえなくなることもあります。
天禄星は身強の星です。
慎重にことをすすめていく特性があります。
貫索星と天禄星の組み合わせでは、手堅く、慎重、堅実という運用を重視する傾向となります。
中央：牽牛星 天堂星
中央は自身の本質を表します。
牽牛星は役目や役割、名誉や地位を大切にします。
クックさんは「トップのしての立場」として会社を守るために自身が何をしなければならないかを
常に考えていると思われます。
天堂星は冷静に周囲を観察して物事を判断する星です。
西方：司禄星 天報星
西方は家庭や配偶者、物事の結果、晩年の生き方を表します。
配偶者やパートナーには、細やかな気遣いをします。
また相手にも気遣いをもとめます。
相手の立場にたってコミュニケーションを心がけている人です。
取組や仕事の結果は、コツコツと努力し小さな成功の積み重ねを重ねていく人です。
また、天報星はなんでも器用にできる才能の星ですが。
いろなんなことに意識がいくことで、一つに集中することができず、
最終判断で「優柔不断」な要素が出てくる場合があります。
北方：玉堂星
北方は自身の精神性を表す星が配置されます。
ジョブズさんと同じ玉堂星です。
玉堂星は物事の真理を大切にする星です。
「理」を深く知りたいと精神的な学びに傾倒する場合もあります。
また、玉堂星は多少「融通が利かない」点もあり、部下の立場からは、
「なかなか交渉が難しい人」と思われる場合もあります。
この点はジョブズさんさんと共通しているといえます。
南方：司禄星
南方は夢や未来、子供を表します。
司禄星は自分の大切な人のために何かをしたいという思いが強くなる人です。
未来や子供たちに向けて何かをしてあげたいと行動をおこす方です。
司禄星は蓄財が得意です。
蓄積された財を未来向けて投資することもよいかもしれません。
・循環法でみる特性
循環法では、土生金（司禄星→牽牛星）⇒金生水（牽牛星→玉堂星）⇒水生木（玉堂星→貫索星）と
なって「貫索星」が特性となります。
継承した事業を「守る」ことうぃ集中をしていく人です。
自分が大事にしていること、信念が明確でそのことを守るために力を注ぎます。
・五行エネルギーのバランス
南方の木性のエネルギーが０です。
算命学では「ないものを語ることはできない」という判断をします。
南方にエネルギーがないということは、伝達や表現することが苦手もしくは自身の意識が向かいにくいです。
北方の金性エネルギーが一番高いため、頭の中で多くのことを考えますが、
それをアウトプットすることが苦手ということです。
・三柱異常干支
クックさんの特徴の一つに陰占がすべて「異常干支」である点です。
６０種類の干支の中には「異常干支」と呼ばれるものがいくつかあります。
※異常干支にはそれぞれ特徴があります（別にシーリズで解説予定です）
年干支、月干支、日干支が異常干支であることは珍しく、人生に様々な葛藤があります。
・まとめ
お二人の命式を拝見して、
子丑天冲殺で精神星のジョブズさんが新しい時代の新しいツールや仕組みを作って、
世の中を変えていきました。
その事業を受け取った午未天冲殺のクックさんは、
アップル社のトップとしてジョブズさんの功績を守るために行動しているのでしょう。
午未天冲殺はまとめる天冲殺ですが、次につなげるという意識はあまりありません。
トップとして事業を現状維持させていくことに注力していくでしょう。
わたしは、学生の時お金をためてWindowsPCとiMac（スケルトンのPC）を買いました。
PCでいろんなことができることが楽しくて時間を忘れて使っていました。
日進月歩でIT技術が進んでいます。
わくわくするような技術の進化を感じることができた学生時代。
あの時のようなワクワクを感じることは年齢を重ねるごとに減ってきているように感じますが、
これからもワクワクできることや新しいことへ関心をいつまでももって生きたいです。
閑話休題、
次回もお楽しみに！
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