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2023年上半期・好きなドラマ

超久々のドラマ回。
今年見てきたドラマの中で、個人的にハマったドラマを紹介する。

①真夏のシンデレラ

現在放送中の月9。恋愛ものが好きなのと森七菜ちゃんと吉川愛ちゃんが見たかったので早くから目をつけていた。お相手も間宮祥太朗と申し分なし。
立場も性格もバラバラの男女が惹かれあったりすれ違うさまが、非現実的かつドラマティックに描かれている。
ところどころキャラクターの行動の心理が読めないことがあるのだが、それは僕が恋愛経験が浅いからなのか、演出の問題なのかは不明。特に匠くん。本命がいるのにどうしてそんな真剣な目でヒロインをみつめるんだい?
最近は修くんがかわいく思えてきた。僕も順番は守ろう。笑

②テイオーの長い休日

船越英一郎演じる2時間サスペンスの帝王・熱護大五郎は、かれこれ1年以上仕事がない。そんな状態を、ある女性マネージャーが奔走してやっとのことで仕事を見つけるも、何だかんだあってまた白紙に戻る・・・しかし自身の仕事を犠牲にした代わりに、誰かを毎回救っているというアツいお話。
設定がまず面白い。船越英一郎にこの役をやらせるということが。劇中にも熱護が主演を務めるドラマ(もちろん架空)がいくつも登場する。毎回最後には熱護が過去の主演ドラマの出で立ちで登場し、勢いよく啖呵を切る。
コメディというのもいい。一時的に暗い展開になっても必ず救いがあるので安心して見られる。何より船越英一郎が楽しそうに演じているのがいい。きっと制作陣も楽しみながら作ったんだろうなというのが伝わってくる。

③らんまん

今期の朝ドラ。神木隆之介主演。
いやぁすごい。今回の朝ドラは非常にクオリティが高い。みんないい演技をするのはもちろん、脚本が素晴らしい。
登場人物全員がいきいきとしていて、それぞれ意思のある人間として描かれている。当たり前かもしれないが、そうなっているドラマは意外と少ない。
単純な悪役がいないのもこのドラマのいいところ。人間とは善も悪も持ち合わせた存在であることが、一貫して描かれている。特に要潤演じる田邊教授は一言では語れない複雑な性格のキャラクターだが、そんな人間の多面的な側面を丹念に描き、そしてそれを役者が完璧に演じている。素晴らしいというほかない。
主人公はいわゆる天才肌だが、一方で非常識的なふるまいをすることも多々ある。それを指摘してくれる存在がいることも、視聴者の不満を解消することに役立っているのではないだろうか。
他にも植物を人間の生き様に上手く例えるところや、辛い展開が続かないところなど、脚本に感心するポイントは挙げるときりがない。

音楽も素晴らしい。全体的にクラシック音楽がベースになっているのが個人的に好きなのだが、何よりすごいのは音楽が物語に見事に溶け込んでいるところ。全くストーリーの邪魔にならない。過度に盛り上げるわけでも影が薄すぎるわけでもなく、絶妙な塩梅でストーリーと調和している。こんなドラマは滅多にない。劇伴で感動したのはカムカムエヴリバディ以来。

④VIVANT

現在放送中の日曜劇場。ぶっちぎりで面白い。キャストはめちゃくちゃ豪華だし、音楽も壮大で、話のスケールがとにかく大きい。毎回映画を観ているみたい。よくこんなすごいもの作ったなという印象。
聞けばこのドラマは事前情報が少なく、番宣もほぼない状態で放送スタートした。しかし蓋を開ければこれだけの面白さ。今期で一番引きつけられるドラマであることは間違いない。
しかし毎度情報量が多く、僕の少ない脳みそでは一回見ただけでは完全に理解できないので、時々ネットで考察記事を確認している。そこで本放送では気付かなかった伏線や演出上の仕掛けを知ることもあり、放送後の楽しみになっている。

もはや誰が誰の味方で、敵で、裏切っているのか欺いているのか、訳がわからない。でも釘付けになって見てしまう。


まとめ

以上、4本のドラマを紹介した。今クールは収穫が多く、今月内にどれも終わってしまうのが残念だが、10月以降の新ドラマにも期待したい。

それではごきげんよう。

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