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僕の大好きな音楽Ⅱ

前に書いた「僕の大好きな音楽」の続き。
その時は僕の最も敬愛するバンドとしてスピッツを紹介させていただいた。

正直、あの一回ではスピッツの魅力は書き切れないのだが、早く次のお気に入りバンドを紹介したくてたまらないので、今回はパス。スピッツはまた別の機会にでも語りたいと思う。あの人たちは特別なのでね。

今回紹介するのは、新進気鋭の若手スリーピースバンド、Saucy Dogだ。

公式アー写より

正直、僕がこんな「今どき」のバンドを好きになるとは思わなかった。基本的に僕は最近のアーティストや楽曲をそこまで好きにならないので、同級生とは音楽の話が合わないことがこれまで多々あった。高校生のときに星野源にハマったが、国民的アーティストとはいえ彼も41歳。世間的には「おじさん」の部類である(年齢の割には若く見えるが)。20代~30代の若いアーティストで、心から応援したいと思える存在が僕にはずっといなかった。

だが、ようやく現れた。しかも3ピース。
同じ3ピースバンドならチャットモンチーやSHISHAMOも好きだが、上書きされてしまった。このバンドはとにかく凄い。

まず曲がぶっちぎりで良い。最近の邦ロックを全部聴いたわけではないが、僕の知っている限りでは圧倒的なクオリティを誇ると思う。何より心にグッと来る。名曲しかない。スピッツに通じる部分もいくつか感じる。

曲のクオリティの高さと同時に、バンドの演奏力、歌詞の分かりやすさ、そしてボーカル・石原慎也氏の並外れた歌唱力。あの若さでこれだけハイレベルな要素をいくつも兼ね備えているってすごいと思うけどね。個人的に。

てか3人しかいないのに、3人しかいないって感じられない。どうなってるの??音重ねてるのかな?とも思ったけど、ライブ映像を見ても3人しかいないし。訳分からん。先ほど挙げたチャットモンチーやSHISHAMOは、普通に「3人で演奏してるな」って分かる。当然だ。しかし、Saucy Dogは3人で演奏しているようには聞こえない音の広がり、層の厚みのようなものを感じる。知らなかったら4人や5人いると言われても納得してしまう。すげえな。

曲の良さはさっきにも述べた通り。サウシーで最初に聴いたアルバムは2020年リリースの「テイクミー」なんだけど、何だかスピッツの「フェイクファー」(1998年のアルバム)を聴いているのと同じ感触。スピッツファンならこの感覚分かってもらえるかも。とにかく、全曲神ってるんですよ。

全体的に爽やかな曲調だし、ボーカルもかなりキーが高いし、スピッツに影響を受けているのかしらと思いきや、そういう情報は出てこなかった。むしろ東京事変やBUMP OF CHICKENのカバーをしていたらしくて、「そっちか!」って思った。ちょっと意外。

曲も良ければ、声も良いよね。キーが高い男性ボーカルはあまたいるけど、彼の声には若さ故の青さや熱さだけではなく、どことなく憂いや儚さも帯びているように感じる。これは持って生まれたものなのかな。とにかく聴いてて心地良い声。女子は簡単に落ちるやろなぁ。そしてめっちゃ上手い。

歌詞も、今どき(といっても昔からだが・・・)のなんちゃって英語や横文字だらけの薄っぺらいのではなくて、ちゃんと日本語で思いを伝えている。その辺もかなり好感が持てる。バンド名は英語だけど(笑)

こんないいバンドが、今の中高生、若者に人気なのは嬉しい。これからも応援したいし、ライブも行きたい。彼女を連れて。


今のところ、サウシーで一番好きな曲。

Saucy Dog/BLUE


今宵はここまで。

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