見出し画像

株がやりたい! ドイツでドルコスト平均法を模索した話

まず最初に白状しておくと、私はお金おんちでです。

この間なんて、確定申告に提出すべき書類を出さなかったために、払わなくていい税金を払いました。気づいた時は、申請し直せる期限を過ぎていました。

払ったお金を取り戻せない女です。

今年の夏には、ドイツ全土で普段1万円以上する定期券が1000円ぐらいになって、しかもドイツ全土の鈍行乗り放題になるというキャンペーンがあったんですが、すでに定期を買っている人は差額分が返ってくるのに、ぼーっとしていて、気づいた時には払い戻しを申請できる期間が終わっていました。

もらえるお金も受け取れない女です。

家計簿も、つけようつけようと思っているけれど、未だに実行に移せていない。。

そんな私ですが、時を遡って数年前、株をしたいという熱い思いに燃えておりました。う、うおー。か、株がやってみてえぇえ。

そこでファイナンス系のYouTube、両学長のリベラルアーツ大学や、バカでもわかる米国株投資に、高橋ダンさん、高校生でも分かる米国株、そして広瀬隆雄ことじっちゃまと、その内容をまとめたばっちゃまの動画などを見あさりました。何回も聞いていると、みんな同じことを言っている部分があり、聞きなれない単語も、だんだん馴染んでくるのです。

しかし私に第一歩を踏み出す勇気と説得力をくれたのは、なんと言っても橘玲さんの本でした。

「臆病者のための株入門」

2006年に出版された本で、時事ネタが古いはずなのに、内容は私には全くもって新鮮でした。軽く会話をしているかのような、分かりやすい語り口。どうしてそうなのかを、淡々と、こうだからこうなると説明してくれるので、理解できるし納得できる。

そうして私は決心したのです。

「まずはドルコスト平均法を始めよう。」

株の価格は変動しますが、ドルコスト平均法では株を一定期間ごとに(例えば毎月)一定金額を(例えば五千円)継続して(例えば15年間)積立投資する方法です。これはiDeCoやNISAで実践されている方もいらっしゃるでしょう。

さあ始めよう!思った矢先、私に一つの壁が立ちはだかりました。

私、ドイツに住んでる。。

ドイツにはiDeCoもつみたてNISAもないし、YouTubeでおすすめされている証券会社は日本のだし、どこからどうやって始めればいいのか分からない!

しょうがない、あの手でいくか。。

というわけで、今度は普段あまり見ないドイツ語のYouTube、ファイナンス系の動画を見まくったのです。そうすると何が起こるか。最初はよく分からなくても、だんだん同じことを言っている部分が、聞こえてくるようになるのです。あ、これは他の動画でも言っていたな、と。

私のお気に入りはFinanzflussのトーマスさんです。彼、スマートで好みです。

https://www.youtube.com/c/Finanzfluss

ちなみにドイツにはも日本のNISAのような免除制度があることが分かりました。売買利益などの合計が801ユーロまでであった場合、課税の対象にならないそうです。

そしてドイツと日本のファイナンス系動画、どちらとも見ているうちに、おもしろいことに気づきました。

ドイツの動画では、アメリカがあまり重視されていないんです。いや、日本の動画が、投資するならS&P500のような米国株しかない!という雰囲気だったので、意外な感じがしました。そしてドイツの方は中国にあまり否定的でない雰囲気。ドイツと中国は仲良しらしいですが、日本と中国の関係性も影響しているんでしょうか。

悩んだ挙句、私は世界株式インデックスを長期積立していくことにしました。

と決めてから実際に投資を始めるまでは、数年かかってます。なんせ腰が重いんで。しかしいざ口座が開かれると、

「やればよかっただけだった。」

と思わずにはいられませんでした。
ものごとって大抵、難しいんじゃなくて、めんどくさいんですよね。

何はともあれ、今は自動的に毎月積立されているので、普段ほとんど忘れていも、着々と育っていってくれています。20年以上積み立てれば、損をすることがほぼないらしいので、老後資金として未来の私に投資します。

チャリーン。


この記事が参加している募集

#わたしの本棚

18,890件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?