ドイツのトロピカル・アイランズに行ってきた。

私の目の錯覚だろうか。
ドイツのこんな片田舎の駅に「トロピカル・アイランズ駅」と書いてある。トロピカルな島の駅？？
こんなキラキラネームをドイツ人がつけるなんて信じがたい。

電車の窓から見て以来気になっていたそのトロピカル・アイランズとは、巨大なドーム型のテーマパークでした。中は遊泳施設になっています。巨大プールに巨大滑り台がいくつもあり、サウナがあり、緑の中にフラミンゴもいます。宿泊もできて、泊まった人は夜のプールで泳げるんだとか。

元は飛行船を作るために建てられた、世界最大の自立型の巨大格納庫であったそうな。

さて、イースターの春休み中、子供をどこにも連れて行かないのも悪い気がして、私はこのトロピカルアイランズに行ってみることにした。

Indoor-Wasserpark | Tropical Islands

入場料は安くない。

大人平日47,90 EUR　祝日週末は49,90 EUR
子供平日37,90 EUR　祝日週末は38,90 EUR
ファミリーパスもありますが、私達は大人1人子供2人だったのでチケット3枚の合計は2万円以上！ひえ！

ベルリン郊外なので電車代も少々かかります。いつも携帯で電車のチケットを買うのですが、なぜか画面が反応しなかったので窓口で買うことにしました。すると、携帯で表示されていた値段よりも安く買えました！

ベルリンは中心からABCとゾーンが別れているのですが、窓口のおばさんにABゾーンの定期券は持っていると言うと、まずABからCゾーンへの接続券を出してくれ、その上でCゾーンに出た初めの駅から目的地までの券を出してくれたのです。なるほど勉強になりました。

ベルリンの郊外電車が出ている駅から１時間以内でトロピカル・アイランズ駅に到着。駅からは無料のシャトルバスが出ています。電車から降りたのは３０人ぐらいだったでしょうか。結構行く人いるんだなあと思ったら、２０２２年ヨーロッパで３番目に入場者が多かったとか。遠方から泊まりで遊びに来る人もいるようで、スーツケースを持っている人もいました。
駅前には道路と藪しかなく、少々手持ち無沙汰ではあります。時間通りに来たシャトルバスに10分ほど揺られ、やっと巨大ドーム前に到着！
さあ、値段通りの魅力を見せつけておくれよ！（心の声）

入場口で事前に買ったチケットのバーコードをかざすとリストバンドが出てきました。このバンドで支払いができ、帰るときに清算するシステムです。ロッカーもリストバンドで開閉ができます。男女では分かれていませんが簡易な着替えるための個室はあります。

どこにプールがあるのかウロウロしつつ、行ったり来たりしていたら、ドドンとでかいプールが現れました。結構な人で賑わっています。噴水、 ジャグジーゾーン、滑り台。子供達は大はしゃぎです。

奥のエリアにはもう一つ巨大プールがあり、高さの違う滑り台がいくつもいくつもありました。 私は1人では来ようとは思いませんが、子供には天国のような場所でしょう。

ミニゴルフができたり、小さい子供が登って遊べるゾーンがあったり、屋台のようなゲームがあったり。お金が許す限り色々楽しめます。

残念なところは、プール脇にたくさん寝椅子があるのにみんながタオルを置いて場所をとっているため、空いているところがほとんどないところ。ご飯はもちろん割高です。でもレストランからフードコーナーまで色々ありました。

子供達は驚くほどいつまでも元気に遊んでいて、帰るタイミングを見定めるのがなかなか難しかった。なんでそんなに元気なんだろう。

休暇に南の国へ行くドイツ人たちが、臨時用に作った人口の島といった感じでしょうか。

楽しいのは楽しいけど、やっぱり本当の島に行きたいかな。