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ドイツは犬が住みやすい国なんですか?

ベルリン市のホームページには「実際にはそう見えないかもしれないが」という前置きのもとに「犬の糞はすぐ取って持ち帰る決まりです」と書かれてあります。街ではそこまでお目にかかりませんが、私が住んでいる所は湖があり緑が多く、たくさんの人が犬を飼っているためうんこはよく落ちています。

朝、散歩をするだけでも様々な種類の犬を見ることができます。小さい室内犬のような犬がリールに繋がれシャカシャカ歩いているかと思えば、シベリアで犬ゾリを引いていそうなロシアンブルーの目をした立派な大型犬が、人が通り過ぎるのをじっと飼い主の側で待っていたり。最近は柴犬も見かけるようになりました。
私が心の中でこっそり犬おばさんと呼んでいるおばさんは、犬を繋いだリードを腰にくくりつけ自転車にまたがり、8頭ほどの犬達をいっぺんに散歩させています。

街では、カフェの椅子の下で犬が大あくびしている光景をよく見かけます。犬を連れて入ってもいいかはお店の判断に委ねられているらしいのですが、犬に好意的なお店は多く、犬用のお水の皿が置いてあったりもします。ただ学校や病院、スーパーなどはもちろん犬は立ち入り禁止です。

さて、犬を飼おうと思ったらまず市に登録しなければなりません。そして同時に税金の申請をします。ちなみに税金は5ユーロから180ユーロの間だそうです。そして州によって違いますが、ベルリンは犬の保険に入っていないといけません。ただ、目が不自由なために盲導犬を必要とする場合や、生活保護を受けている人などは税金の免除を申請することができます。



こちらの記事はただいま執筆中のドイツの12ヶ月(仮題名)のために書いたコラムの一部です。夏にはAmazon の電子書籍及びペーパーバックとして出版予定ですので、お楽しみに!

スペインの犬事情については、こちらの記事が興味深かったのでリンクを載せておきます。スペインで捨てられた犬がドイツへ引き取られていくこともあるんだそうです。


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