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自分で法人税申告④【あと2日】

残り3日のはずが、平日だけなら1日?というピンチ。調べたら、土日でも電子申告できた。月末の土日はOKのようだ。あぶなかった。
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というわけで今日は必要な帳票類、申告書の記入をひたすらにやった。地道に埋めていくと必要な書類がわかってくる。そして不要な書類も。

中小企業の法人税申告ガイド(自分用)

最初に書いておくけど、法人税申告を自分でやろうなんて時間の無駄だと思う。申告書の記入方法には細かいルールがあり、必要書類にも決まりがあり、それを0から学んで提出するのは面倒くさすぎる。

だからお金のある会社はみなさん税理士に頼んでくれ。いわれた通りに書類を出せば全部やってくれるはずだ。というわけで、専門家の言葉でも疑ってかかるような僕みたいな人間に向けて書いていく。大丈夫できるさ。

結局必要な書類はどれ

e-Taxで申請しようとすると、自分で書類を選択して登録して編集しなければならない。必要かどうかは自分で決めるのだ。”弥生会計”という神のおかげで何が必要かはわかってるぜと思っていたがここに落とし穴があった。

・税務署法人税申告書および地方法人税申告書(各種別表
・適用額明細書(必要な場合のみ)
・法人事業概況説明書
・勘定科目内訳明細書
・決算報告書

弥生会計(神)の教え

そう、各種別表である。なんだよ各種って。しかも申告書の中には説明なく「別表(~)の~の数字を転記」みたいなことが書いてあったりする。

ちなみに適用額明細書(必要な場合のみ)は、法人税率の軽減適用のためなので、赤字の場合は不要である。税制上で利益がなければ。

各種別表に話を戻そう。どんな書類か具体的に挙げよう。どーん!

別表一 各事業年度の所得に係る申告書-内国法人の分
別表二 同族会社等の判定に関する明細書
別表三(一) 特定同族会社の留保金額に対する税額の計算に関する明細書別表三(一)付表一 特定同族会社の留保金額から控除する留保控除額の計算に関する明細書
別表四 所得の金額の計算に関する明細書
別表五(一) 利益積立金額及び資本金等の額の計算に関する明細書
別表五(一)付表 種類資本金額の計算に関する明細書
別表五(二) 租税公課の納付状況等に関する明細書
別表六(一) 所得税額の控除に関する明細書
別表七(一) 欠損金又は災害損失金の損金算入等に関する明細書
別表八(一) 受取配当等の益金不算入に関する明細書
別表八(一)付表一 支払利子等の額及び受取配当等の額に関する明細書
別表十一(一) 個別評価金銭債権に係る貸倒引当金の損金算入に関する明細書
別表十一(一の二) 一括評価金銭債権に係る貸倒引当金の損金算入に関する明細書
別表十四(二) 寄附金の損金算入に関する明細書
別表十五 交際費等の損金算入に関する明細書
別表十六(一) 旧定額法又は定額法による減価償却資産の償却額の計算に関する明細書
別表十六(二) 旧定率法又は定率法による減価償却資産の償却額の計算に関する明細書
別表十六(六) 繰延資産の償却額の計算に関する明細書
別表十六(七) 少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例に関する明細書
別表十六(八) 一括償却資産の損金算入に関する明細書
別表十六(九) 特別償却準備金の損金算入に関する明細書
別表十九 法人税法第七十一条第一項の規定による予定申告書・地方法人税法第十六条第一項の規定による予定申告書

国税庁の記載の手引

一言で言うと、多すぎるぜ。
なお記載の手引のリンクを貼っているので、もし入力する際には見てほしい。役に立つ。個別の解説はしたくないが、自分が下した判断を書いておく。間違ってたら教えてください。

別表一 各事業年度の所得に係る申告書-内国法人の分
必要
別表二 同族会社等の判定に関する明細書
必要。資本金1億以下なら特定同族会社にならないので以下不要
別表三(一) 特定同族会社の留保金額に対する税額の計算に関する明細書別表三(一)付表一 特定同族会社の留保金額から控除する留保控除額の計算に関する明細書

別表四 所得の金額の計算に関する明細書
必要
別表五(一) 利益積立金額及び資本金等の額の計算に関する明細書
必要
1期目なので不要
別表五(一)付表 種類資本金額の計算に関する明細書
種類株がないので不要
別表五(二) 租税公課の納付状況等に関する明細書
赤字で法人税控除ないので不要
別表六(一) 所得税額の控除に関する明細書
同上
別表七(一) 欠損金又は災害損失金の損金算入等に関する明細書
来期以降に赤字を繰越すため必要
別表八(一) 受取配当等の益金不算入に関する明細書
別表八(一)付表一 支払利子等の額及び受取配当等の額に関する明細書
益金不算入がないので不要。付表も不要
別表十一(一) 個別評価金銭債権に係る貸倒引当金の損金算入に関する明細書
別表十一(一の二) 一括評価金銭債権に係る貸倒引当金の損金算入に関する明細書
金銭債権がないので2つとも不要
別表十四(二) 寄附金の損金算入に関する明細書
寄附してないので不要
別表十五 交際費等の損金算入に関する明細書
交際費は全額損金算入なので不要
別表十六(一) 旧定額法又は定額法による減価償却資産の償却額の計算に関する明細書
別表十六(二) 旧定率法又は定率法による減価償却資産の償却額の計算に関する明細書
減価償却がないので2つとも不要
別表十六(六) 繰延資産の償却額の計算に関する明細書
繰延資産は随時償却の創立費のみなので不要
別表十六(七) 少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例に関する明細書
少額減価償却資産がないので不要
別表十六(八) 一括償却資産の損金算入に関する明細書
一括償却資産がないので不要
別表十六(九) 特別償却準備金の損金算入に関する明細書
特別償却準備金がないので不要
別表十九 法人税法第七十一条第一項の規定による予定申告書・地方法人税法第十六条第一項の規定による予定申告書
予定申告してないので不要

というわけで付表1,2,4,7だけで済むはず。ゴミみたいな会社でごめんな!
順調に作成できているの図

バージョン21て??

ちなみに入力項目が多くて面倒なe-Tax(国税)から先に作業しているのには理由がある。それがこれだ。

e-Taxから情報をエクスポートできるらしい。ありがたや。

残りあと2日だが、先はみえてきた!(つもり)

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