ミオ@浄化槽技術管理者

22歳で就職し学生時代学んだ内容とは畑違いの浄化槽業務を担当し、8年以上の経験がありま…

ミオ@浄化槽技術管理者

22歳で就職し学生時代学んだ内容とは畑違いの浄化槽業務を担当し、8年以上の経験があります。 入社1年目で浄化槽管理士試験に飛び入りでチャレンジするが勉強方法がわからず落ち、その後コツを掴み2回目で合格。 これから、浄化槽の世界にチャレンジする人の一助になればと思います。

最近の記事

浄化槽の処理方法の種類(一覧)

ここでは、実際にどんな種類の浄化槽があるかをまとめていきます。 浄化槽の処理方法の種類は、建設省告示1292(今の国土交通省)で定められている「浄化槽の構造基準」に記載されており、以下のとおりです。 処理方法種類 処理方法の種類一覧(建設省告示1292記載)  1.分離接触ばっ気(告示区分第1)  2.嫌気ろ床接触ばっ気(告示区分第1)  3.脱窒ろ床接触ばっ気(告示区分第1)  4.腐敗槽(告示区分第4)(単独浄化槽)  5.地下浸透(告示区分第5)(単独浄化槽)  6

    • 浄化槽の処理工程(かんたん)

      ここでは、浄化槽の簡易的な処理工程(フローチャート)を説明します。 流入する汚水の中には 屎尿(大と小)、雑排水(風呂水他)、し渣(布、溶けない紙等のゴミ類)、砂・泥 が含まれてます。 それぞれを取り除く、処理する大まかな工程は、以下の通りです。 どの浄化槽も基本はこの流れで処理され、処理水量や処理能力、メーカーごとの仕様の違い等で構造が異なるだけになります。 簡易の処理工程  ①設備を壊れやすくする砂・泥等を沈降させて除去する。    ↓  ②設備に引っかかり処理に影

      • 浄化槽管理士試験は何が出る?

        浄化槽管理士試験は、以下の7つの項目で分類された内容で全部で100問の4〜5択問題が出題されます。 分類項目  ①浄化槽概論  ②浄化槽行政  ③浄化槽の構造及び機能  ④浄化槽工事概論  ⑤浄化槽の点検、調整及び修理  ⑥水質管理  ⑦浄化槽の清掃概論 それぞれの内容と覚えるポイント以下の通りです。 ①浄化槽概論(約10問) 公害や浄化槽に関わる一般事項の内容が出題されます。 浄化槽や、排水処理設備がなぜ必要か、浄化槽に関わる水理学、微生物学のさわりを勉強すると良い

        • 浄化槽管理士とは

          浄化槽管理士とは?浄化槽を保守点検する業務を行う際に必要となる資格が浄化槽管理士又は浄化槽技術管理者です。 浄化槽管理士は500人槽(1日500人分の処理ができる浄化槽)以下の浄化槽の保守点検、浄化槽技術管理者は、501人槽以上の浄化槽の保守点検が出来ます。 浄化槽技術管理者は、浄化槽管理士の上位版の資格で、浄化槽管理士の資格を取得後、講習会を受けに行くと取得出来ます。 いつ使う? 浄化槽を新設する際の浄化槽設置届に名前が記載されます。 また、浄化槽の保守点検を請負う

        浄化槽の処理方法の種類(一覧)

          (ざっくり覚える)浄化槽とは?

          浄化槽とは? 浄化槽とは、人間が排出する汚水(有機物、窒素、リン、大腸菌群)を微生物や薬品を使って処理する設備です。 処理のほとんどを微生物に依存しますので、微生物が育ちやすい環境を作ってあげることが大切です。 そもそもなぜ浄化槽が必要か? 人間が排出する汚水(排泄物、お風呂水、料理水ほか)には、有機物(BOD、COD)、窒素、リンが多く含まれています。 ↓ その排水を処理せず川に流すと海又は湖に流れていきます。 ↓ この排水は微生物たちにとっては素晴らしい栄養のため、

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