(ざっくり覚える)浄化槽とは?
浄化槽とは?
浄化槽とは、人間が排出する汚水(有機物、窒素、リン、大腸菌群)を微生物や薬品を使って処理する設備です。
処理のほとんどを微生物に依存しますので、微生物が育ちやすい環境を作ってあげることが大切です。
そもそもなぜ浄化槽が必要か?
人間が排出する汚水(排泄物、お風呂水、料理水ほか)には、有機物(BOD、COD)、窒素、リンが多く含まれています。
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その排水を処理せず川に流すと海又は湖に流れていきます。
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この排水は微生物たちにとっては素晴らしい栄養のため、海や湖で微生物が大量繁殖し、アオコやアカコを発生させます。
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異常繁殖した微生物たちは、水の中の酸素を使うため、水の中が無酸素状態になります。
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そのため、水に済む魚介類が酸素が無くて死にます。エラに微生物が入っても死にます。死骸が増え水が腐ります。
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その結果、漁獲量の低下、病気の発生(海の汚れによる)等の色々な問題になるため、浄化槽で処理をします。
浄化槽管理士の役割
浄化槽を運用するためには以下の人たちが必要です。
・浄化槽を作る人
→浄化槽を設計製造し、認定を受ける業者
・設置する人
→浄化槽工事業を有する業者
・微生物の住処を掃除する人
→浄化槽清掃業の許可を有する業者
→増えすぎた微生物を抜取りする
・微生物の住処を点検調整する人
→浄化槽管理士
浄化槽管理士は、浄化槽内の微生物が住みやすいように、phやばっ気量、微生物量、栄養量点検、調整します。
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