プラスチック成形の人
プラスチック製品がコンベアから流れてくる。 その製品を黙々と検査をし箱に定められた置き方で置く。 この作業を3ライン同時に行えるようになった頃、交代勤務に入る事になりました。 交代勤務は5勤2休の朝昼夜勤の3交代、土日は休みというスタイルのものでした。 幸い、交代勤務の班の人達は皆優しく人間関係に問題はありませんでした。 交代を始めた頃の1番の敵は自然でした。 私が交代勤務を始めたのは11月頃で夜勤はかなり冷えました。2月頃には昼勤時で10度以下、夜勤の時は氷点下でした。
入社が決まってから数日後、初出社の日はメイン工場の事務所に行くように指示がありました。 指示通り出社をすると、書類の説明、作業着や帽子などのサイズ確認と支給を終えすぐに着替えをしました。 そこから5分ほど離れた勤務予定の工場に移動して現場の係長に引き継がれました。 初めて入る成形工場は独特の臭いはするが綺麗だなと感じたことを鮮明に覚えています。 まずはコンベアから延々と流れてくる製品に不良が無いか確認して箱に詰める仕事をすることになりました。 決められた手順と角度で不良が
私が射出成形を始めたのは転職を機にした偶然に近いものです。 私は新卒時には金型材料の営業をしていました。(文系です。) 仕事中にプレス部門よりもプラスチック部門の方が売り上げが多く営業も行いやすいという話を聞きました。 理由を聞くとプレス部品(金属)の製品はプラスチックの強度が上がり、重量の軽さと量産性に優れるプラスチックに置き換えが進んでいるからだと教わりました。 しかし金型材料会社の経営状況が悪化し労働環境が極端に悪化したので会社を辞めることにしたのですが、次の転職先