初めての成形工場

入社が決まってから数日後、初出社の日はメイン工場の事務所に行くように指示がありました。

指示通り出社をすると、書類の説明、作業着や帽子などのサイズ確認と支給を終えすぐに着替えをしました。
そこから5分ほど離れた勤務予定の工場に移動して現場の係長に引き継がれました。
初めて入る成形工場は独特の臭いはするが綺麗だなと感じたことを鮮明に覚えています。

まずはコンベアから延々と流れてくる製品に不良が無いか確認して箱に詰める仕事をすることになりました。
決められた手順と角度で不良が無いか確認をして箱に詰めるのですが頑張ってもギリギリのペースです。
1時間ほど作業をしたところでお昼休憩になりましたがすでにバテバテでした。
午後も同じ作業を行い、就業1時間前に交代の人が来てバトンタッチをして検査梱包作業は終了となりました。

その後、不良と判断して赤箱に溜めて置いた製品を粉砕する作業を教わりました。
その時、粉砕機にポイポイ製品を投入することに驚きました。プラスチック製品は物によってはプラスチック工場内で再利用する事が出来る事を知らなかったのです。

初日は検査梱包、粉砕作業を覚え帰ることになりました。
新卒と違い教育などはOJTのみ、頑張って覚えようと思った記憶があります。

考えることも多く、立ち仕事で足も疲れ、空調が無い工場だったのでそちらも辛かったですが働けるようになってホッとした方が大きかったです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?