見出し画像

自分の現在地を自覚する

「ライティングの哲学」を読んだ。
書けない悩みのための執筆論 千葉雅也・山内朋樹・読書猿・瀬下翔太
書くのが苦しい四人と一緒に「書けない」悩みを哲学しよう!

一通り読んだ。
しかし、まったく理解できないのだ。そもそもこの著者さんたちのベースとなっている基礎的な教養が私に身についてないのだ。最初はなんとな〜く理解はできるけど・・・
どんどん難しくなっていき、最終的には字面だけ追い、なんとか最後まで字面を追い終わったという、極めて情けない体験だった。
たった一つ、わかったことは「アウトライナー」というソフトの存在だ。
"アウトライナーは、文書の全体の構造を階層的に作成・編集し、また細部を加筆・編集する形式をとる文書の作成ツールです。"
「ライティングの哲学」より

まだ記事の一本も書けてないwebライター修行中の私にとって役に立つかどうかはわからないが、それでもなにか一つ武器を手に入れたような気がする。ただ、このアウトライナーも一筋縄ではいかない、難しいのだ。
しかし、268ページ、何時間もかけてアウトライナーの存在を知っただけなんて情けないったらありゃしない。

macもiPadも使いこなせない。
ライターに役立つ本もキンドルで購入したはいいが、全く読み進めてない。
記事の一本もまともにかけない。
本は読むけど、字面だけ追って、中身が身についてない。
やりたいことはたくさんあるけど、ついつい他のことに目が行き結局横道に逸れている。

記事も書けばいいのだ。
でも、なんだかんだと理由をつけては避けている。
これは自分はやればできるけど、やらないだけ。
厨二病か!!私は59歳だよ。

今の私はここからスタート。
この本が理解できない。
わからないことがいっぱい。
60年近く生きていて情けない、今までどうやって生きてきたんだろう。
でも、まぁ頑張ってきたこともたくさんあるよ。
泥臭くても地道にじっくりと進んでいくのだ。

あと二十年もあるんだから、なんとかなるだろう。

あ、この本を読んでもう一つ収穫があった。こんなにも頭の良い素晴らしい本を書いている人たちも書けずにのたうち回っているのは、同じ人間だなと思えて、ちょっと嬉しかった。

さあ、私もジタバタ、あくせく、泥臭く前に進んでいこう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?