FRB議長が「リセッションの可能性がある」と発言、来年までに金利3.6%にする。株価はどうなる?

bloomberg より引用

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、大幅利上げにより米経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性があることをこれまでで最も明確に認めた。経済のソフトランディング(軟着陸)については「非常に困難」だと述べた。

  議長は22日、上院銀行委員会の公聴会で証言。冒頭証言後の質疑応答で、「別のリスクは、われわれが物価安定を取り戻すことができず、経済に高インフレを根付かせてしまうことだ」とした上で、「その任務において失敗は許されず、インフレ率を2%に戻さなければならない」と明言した。

  冒頭証言では、高インフレを抑制するため「継続的な利上げは適切になるとわれわれは想定している」と指摘。「過去1年間インフレが上向きのサプライズとなっているのは明白であり、一段のサプライズが待ち受けている可能性もある。よって、われわれは入手するデータと変化する見通しに機敏に対応していく必要がある」と述べた。

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