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継続型 5分で読める小編小説集です。 是非、フォローよろしくお願いします。

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最近の記事

僕の街 『壺屋』

 公園は、我が家から反対の場所にある。 結局、トイレの神様はいませんでした。 いったい、どこに行ったのやら…。  せっかく来たのに、なんとも歯切れの悪い。 そのまま帰るのも、面白くないので、僕は、あえて帰るべき道から離脱して、交差点を右に曲がってみました。どのみち、そこを曲がっても、帰れるのは分かっているので。  小さい頃は、冒険心で、街中をウロウロしたもので、ここも来たことがある。ただの住宅街の静かな場所のはずでしたが、おやっ?こんな所にお店なんて、あったかな? ※※

    • 僕の街 『トイレの神様』

       僕の街には駅がありません。 なので、何処かに行く時は、バスか車か。はたまた、自転車か…。 大抵の物は、街の中で調達できるので、この街の人は、それを不便には思わないし、 そのせいか、この街を出ないまま、人生を終えていく人も沢山います。  駅がないと不便なのは、場所の説明が、し難い所で。中心部という中心部が、この街には存在しない為に、これから話をする公園が、どの辺にあるのかは、伝え難いのですが…。まぁ、僕が小さい頃に遊んでいた公園とは、別の公園での話です。 ※※※※※ 「

      • 僕の街

         僕は、この街で生まれて、この街で育ちました。 なので、ここの出来事が僕の中では、普通の事で それが、他とは違うと気が付いたのは、僕が大人になって遠く都会で働き出してからだったわけで…。  それでも、ここが他とは違う事は、慣れない都会暮らしと社会生活に、僕の脳の隅っこ。 奥の奥に追いやられ、えらく遠くに追いやられたものだから、僕の意識には届かない位に、霞んでしまってしまい…。  結局、数年後。 僕は、仕事を辞めて、また、その場所に戻ってきたわけだけど改めて見れば、この街は

      僕の街 『壺屋』