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【製本のある暮らし】 自己紹介



綴人(とじじん)の  note  にお越しいただき、ありがとうございます。



あらためて、綴人(とじじん)と申します。


生活の一部として製本を行う中で、気付きやひらめき、そして何より絶大な癒しをもたらしてくれる綴じ作業が大好きなことから、綴じる人として綴人(とじじん)となりました。

また綴じる行為は繋ぐ行為、人と人を繋ぐ、時を繋ぐ、意思を繋ぐという願いも込めています。

製本との出会いは20代前半で、何で見たかは忘れましたが、革装丁の本(ルリユール)がとても魅力的でカッコよくて、自分でもあのようなものが作れたら、という憧れがきっかけでした。

製本を独学でスタートさせたのは30代からで、かれこれ30年近くが経ち、現在でも制作が続いています。


綴人のインスタグラムです。⇩



1963年生まれ。 

男。 妻が一人、二人の子どもは独立し、妻との二人暮らし。

唯一の自慢が、徳川家康と同じ兎年で左手にますかけの手相を持っているということ。(笑)

里山の風景が広がるところに住んでいるため、里山、低山歩きが好きですが、昨今熊出没が相次ぎ、を理由に怠けている次第です。



20代では、テレビのタイトルマンとシール会社のグラフィックデザイナーを経験、30~40代で製本業、40代~は金属加工業(主に研磨)でキャリアを重ねてきました。
どの仕事も製本に生かされていて、タイトルマンとグラフィックデザイナーは想像性、製本業は知識、金属加工では道具の製作と、今思うとここに至るにあたり無駄でも遠回りでもない、最短のキャリアを積んできたのだと実感しています。


私の行う製本はパッセカルトンといい、日本では綴付け製本と呼ばれています。これは、本という媒体が生まれた時点からの製本方法で、長い歴史があります。いわば本の歴史そのものです。
私が憧れたルリユールでは、このパッセカルトンの知識と技術がなければ出来ません。私は独学でこれを学んでいますが、独学だからこそお伝え出来る事があると思っています。

2023年、60歳を迎え、日本社会での定年として強制的に区切りを付けられました。が、これは願ってもない好機で、今までのキャリアを生かし、製本に専念したいと思っています。

万人に与えられた「生きる」という奇跡と好機を、綴人としてお伝え出来る事を綴っていきたいと思っています。


どうぞ、よろしくお願いいたします。



製作した本(ノート)はミンネにて購入頂けます。


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