【ネタバレあり】『兄の嫁と暮らしています。』感想

5月にまた読みたくなって3周ぐらい結局読んでいる漫画。
どこが好きなのか言語化できないな…と思ったので、感想を書く。

基本は明るくてたまに暗くなる展開

家族、恋人の死に対して日常は気にせずに生きているけれど、たまに死んでしまった現実に気づいて気分が落ちてしまって…みたいな展開が多い気がする。
普通の鬱漫画なら多分読んでないけど、なんか中毒性があるというか展開を覗きに行きたくなる漫画なんだよな…そこが魅力なのかな〜

お互いを大事に思っているからこその行動

相手のことをお互いに気遣いあった結果としてたまに喧嘩しちゃうのが、理想的な喧嘩というか、お互いに正義があるから解決が難しいというか…

大事にし過ぎると束縛になってしまうし、自由にさせ過ぎると相手のことが心配になるし、いい塩梅が難しくて答えがないんだろうな〜
結局、相手のことをどこまで信頼できるかのラインがお互いに納得できるかどうかなんだろうな〜

あと、弱音を吐きあえるかどうかとかも読んでると大事なのかな〜とか思ったりするけど、心配かけ過ぎるのもな〜と思ったりなんだよな〜

その辺の感情が自分の読んでいる時の立場によって共感する人物が変わったりして何度も読みたくなるのかも笑

依存か支え合ってるか

兄の嫁も兄の妹もお互いに失ったものを補完しあってるとも捉えられるのかな〜
お嫁さんは夫に似ている部分を持つ夫の妹に夫の影を見て、妹は兄弟姉妹的な役割(一部母親的な役割)をお嫁さんに少なからず求めている的な。
お互いに理想の姿通りに振る舞えていないから落ち込んだりしてる感じも….

時間の経過に伴う死への向き合い方の変化

作品の中で時間が経つにつれて、色んな人と会う中で死んだことへの向き合い方が変化していってると思う。
具体的に、ハイジさんと会ったりバイト先で兄と仲良くしていた人に会ったりとかしてる場面。
死んだ人の知らない一面を知ることで、死んだ人と折り合いをつけられる部分もあったりするのかもしれない。

妹の卒業のタイムリミット

兄の妹が大学に進学した時点でどんな決断するのかが山場になるのかな?
兄の嫁と暮らし続けるのか、それとも同居をやめて別の形に移るのか?

一般的な家庭だと大学進学を機に一人暮らしはよくあるイベントであるけれど、この姉妹にとっては一緒にいなければ他人に戻ってしまう…とか考えてしまっているところがありそうな気がする。

最後に

希さん24歳って自分既に年齢越してる…
最近漫画の登場人物の年齢を超している事実に気づいて年齢を重ねていることに気づくパターン多いな〜


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