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捨てるけど捨てないもの

昨日捨てたもの↓

くたびれたハンカチとサイズアウトした子どものパンツ

我が家のある地域では、小中学校は今日からが二学期。昨日はまさに、「夏の終わり」の1日でした。

朝の暑さが少しずつ和らいできたこともあり、庭先をうろうろしていると、ご近所の庭先に朝顔がまだ元気に咲いています。「あぁ、昔うちでも、小学校から持ち帰った朝顔をたくさん咲かせていたなぁ」と思った瞬間、10年近く前の子どもたちとの思い出が、瑞々しい色彩とともに蘇ってきました。

あの頃、、、庭いじりにハマっていたわたしは、今は高校生の長女が学校から持ち帰った朝顔の種を保管し、次の夏にグリーンカーテンとして育てていたっけ。

「芽が出てた!」
「青い花が咲いとったよ!」

親子で楽しんでいた夏の恒例行事も、子どもたちが大きくなり私も仕事が忙しくなってきたのをきっかけに、種を小学校に寄付して止めてしまっていました。

グリーンカーテン作りを止めたのは仕方がないとしても、子どもとの大切な思い出まで捨ててしまいそうになっていた自分にハッとした夏の終わりの朝。

たまには昔に思いを馳せて、「いずれ長男が持ち帰った朝顔を育てる日が、また来るのかな」「いやいや、来年は久しぶりにグリーンカーテン作りに挑戦しようかな?」などと想像する時間は、ちょっと切なく、でもウキウキするものでした。

これがいわゆる「ノスタルジー」とかいうものなのかな(笑)

毎日の何気ないひとコマが、いつかキラキラした思い出に変わることもある。でも、40年以上生きてきたわたしには、思い出が多すぎて頭の中だけでは抱えきれていないんだろう。

だから、ものは捨てても思い出は捨てないよう、こうして記録して、時々思い出す作業も、これからの人生には大切なことだなぁ、と改めて思ったのでした。



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