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《最新》【スウェーデンへの荷物】

 スウェーデンに到着してから約一カ月、徐々に気温も下がり肌寒くなってきました。日中の気温は12~18℃くらいを推移しており、一枚羽織らなければ外に出ることは難しい。衣類を求めて買い物に行くが、物価の高い(特に最近は円安傾向でより大変)スウェーデンでは冬服も高くて手が出しにくいです。。。

そんな中、実家から冬服と一緒に日本の文房具やお菓子を送ってもらえることとなり、喜んだのも束の間、

航空便の停止
https://www.post.japanpost.jp/cgi-kokusai/(日本郵便HP/国・地域別の差出可否)

 2018年にオーストラリアに留学した際はコロナの影響も当然なく、航空便が主流でした。今回はハガキや封書を除いた荷物を航空扱いとして出すことができず、諦めることとなりました。(以前から荷物を送ってもらう際は郵便局のEMS便を使っていたため、船便の選択肢は頭にありませんでした。)

 しばらくして、ヤマト運輸を使えば航空扱いとして出すことができるとの情報を得て国際宅急便にて送ってもらうことにしました。
しかし、この時はまだ先に待ち受ける予想だにしない数々の出来事を知る由もなく。。。

1回目(9/3~9/6)

親からLINEで発送が完了したとの連絡を受ける。

返品…

が、中に同封していた食品や家電製品がスウェーデンで返送される可能性があるとのことで一度やり直しに。。

2回目(9/7~9/16)

 送り返されてきた荷物から、置時計、お菓子、ユニクロのダウンを取り出し再リベンジ。(ダウンは動物製品とみなされ禁制品だそう…)

2回目の荷物がUPSに引き渡されて安心したのも束の間…

今度こそうまくいってるな、
と思いきや

今度は関税(VAT)を請求されることに。。

この税金のシステムに関しては多くのブログでも紹介されており、回避方法などを説明しているものもありましたが今回は結果として税金を払わざるを得ませんでした。

発送してもらった荷物の内容は何年か着用した冬物の衣類が主であり、インボイスにも少なめの金額を記載したと聞きました。そのため安心をしていたのですが、VATの課税をされました。

VAT請求を受けてからの一連の流れ


9/14 04:03 UPSから関税が課税され支払いの必要がある旨のメールが送られてくる。
9/14 07:20 Tullverket(税務局)に条件は満たしておりVATの支払い対象ではないと主張、また説明を求めるメールを送信。
9/15 16:27 UPSにこのようなケースはよくあるのか、支払いをしない場合荷物はどうなるのか電話にて問い合わせ。
9/15 18:22 UPSから折り返し、VATの対象ではないことをUPS側でも確認したがシステムの都合上支払いを頂かないと、明日日本に送り返さざるを得ないとの連絡を受ける。その際オンラインで支払い。
9/15 22:30 UPSから「明日(16日)の9:00-15:00の間に配達に行くから家にいるように」とのメールを受信。
9/16 09:12 Tullverketから「この場合はUPSに確認をしてください」と書かれた旨のメールを受信。
9/16 11:58 UPSから荷物を受領。




VATとして課税された387krを支払うことに。。

VAT課税の条件

 VAT(付加価値税)に関しては多くのWebサイトで説明がなされているためここでは省略しますが、簡単に説明すると、EU内でモノに課される税金のことです。カタカナで敢えてモノと表記したのは、物だけでなくサービスもこの対象となるからです。携帯電話代金の支払いにもVATが課税されています。

 様々な課税の条件に関してはTullverketという税金を管理している政府機関のWebサイト(英語のみ)に記載があります。また、非課税となる条件も同ページに記載されており、

Gifts worth SEK 500 or less
If the value of your gift parcel is SEK 500 or less, you do not pay any customs duty or VAT if your parcel fulfils the gift requirements and does not contain alcohol or tobacco.
500スウェーデンクローナ以下の贈答品
ギフト小包の価格が500クローナ以下の場合、ギフトの要件を満たし、アルコールやタバコが含まれていなければ、関税や付加価値税の支払いは必要ありません。」
Tullverketサイトより

と明記されています。
ここでキーとなってくるのが、荷物がギフトであり、なおかつ500クローナ以下である点です。今回はこの条件を満たしていたのですが、請求をされてしまいました😢


まとめ

現状スウェーデンへの荷物の発送はオススメできません。他の方のブログやネット記事を読み漁りましたが、送り方を説明してくれているものに沿った場合においても、結局は現地の担当者次第という何ともスウェーデンらしい経験となりました。

結論として

  1. 入国時にできるだけ必要となる物は持っていく

  2. 禁制品は国ごとに異なるため必ず事前に確認しておく(日本郵政HPから確認可能)

  3. 事前に荷物が課税される可能性を考慮しておく

ことが大切であると感じました。
と同時に、日本の配達業の素晴らしさに驚かされました。スウェーデンではAmazonなどの通販で購入した商品はpickup placeと呼ばれる場所に引き取りに行くことが主流です。(このことに関しても、いつか記事を作成するかもしれません)
また時間指定も幅が広く、一日中家で配送業者の方を待たなければいけない仕組みにも驚かされました。

VATに関しては、残念ですが時間も割かれるため今回は諦めようと思います。

また更新などあれば改めて投稿します!
それでは!


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