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続コンプレックス Vol.28


志の輔師匠と



界ASOオープニングの試泊で、四国今治の七福タオルの河北社長が、自身の出身の東海大学「落研」先輩の春風亭昇太師匠をお連れいただいいた話を書いた。

なんと昇太師匠と、立川志の輔師匠が同期とのこと。
志の輔師匠は、大学卒業後、一般企業に就職するも、やはり落語への思いが忘れられず、立川談志の弟子に入門したそうである。

年齢的には志の輔師匠の方が上であるが、落語界に入門したのは昇太師匠と同年であり、二人は大の仲良しである。

四国の河北社長自身も、前記したように東海大学「落研」出身で、勿論落語が大好き!

今治で、【立川志の輔&春風亭昇太二人会】という夢のような落語会を開催した。
私はご招待いただき、喜んで参加したわけである。

その段階で、小生も色々と落語を研究し、志の輔師匠の落語も昇太師匠の落語も色々とYouTubeなどで聴き、
ふむふむ・・・なるほど・・・
と、一応の慣らしは出来ていたのである。

そして、今治での落語会!
素晴らしいものであった!
主催者を代表して、河北社長がなんと羽織袴で登場し、
「え~私は、落語家ではありません!」
なんて笑いを取っていた!

会の後打ち上げがあって、かなり大勢の人が参加していた。
なんと、その席で河北社長が気を使ってくれて、
私の席を志の輔師匠の隣にしてくれたのである!(つまり一番いい席)

こんなことがあっていいんだろうか!!
とササピーは、当然舞い上がった!


折角なので師匠に色々聞いてみた。
「師匠、今日は枕を3つもやっていましたが、あれはなんか意味があったんですか?」(純粋にわけを知りたかったのだ)
「あ~あれはねぇ…情けない話なんだけどね…ちょっと怖かったですよ!」
「えっ、怖い!?」
「場が温まっていないというか、中々入ることが出来なくて…」


分かりやすくササピーが解説すると、
今治の皆さんは、落語なんて直接観るのは初めての人ばかりで、どこで笑っていいのか、それが分からないのである。
本来枕は、面白いことを言って場を和ませ、丁度よい感じになったところで当日の噺に入っていく流れである。
ところが皆さん、緊張していてあんまり笑わない!
「なんだこれは!?どういうわけだ!」ととても噺に入れなかった!
ということだったようである!

そうだったのか‥なんか悪いことを聞いてしまったのかな…
でも、正直にわけを話してくれた志の輔師匠の人柄に対して更に大好きになったのは言うまでも無い。

※次回は、息子と一緒に出掛けて熊本県民劇場の独演会について書こうと思う。



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