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熊本・大分地震

▪️熊本・大分地震

2016年4月14日21時20分に発生した熊本地震、
4月16日1時25分には、2回目の大きな地震があり、大分県も甚大な被害がありました。

私は湯布院へ単身赴任で、女房と娘は熊本市内で
暮らしており、4月14日の地震におそわれ、
翌日湯布院に避難して来たのです。

しかし、その日の夜中、今度はもっと大きな地震が、
熊本と大分を襲ったんです!
湯布院は、震度6の揺れでした。

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1時25分に起きた地震で、すぐに旅館に駆けつけました。

敷地内に居ますし、着替えることもしなかったので、1時28分には現場入り出来たかと、、

もう、既にお客様が皆さん下に下りてきて、外に出て行きました。

館内は、壁が滑落したり、ガラスが割れたり、入口の自動ドアが、レールから外れたようで、手動でも動かなくなりました。

外にいるお客様に、

「外は寒いので、ロビーに入ってください!本当に危ない時は、私が外に案内します。」

外国人のお客様も沢山いましたので、英語でも説明しました。

どうしても入りたがらない海外からのお客様もいまして、送迎車を暖めて、案内したりもしました。

女房が、全てのお客様にお茶やお菓子を配ってくれたり、状況を確認してくれたりと、素晴らしい活躍をしてくれました。

そうこうしている内に朝になり、炊き出しの準備です。

いつもよりも早い時間、7時前に提供しました。

おにぎり、味噌汁、サラダ、フルーツ、お新香といった内容でしたが、皆さん沢山召し上がっていました。

そして、食べ終わると、続々とアウトして行きました。

交通が、乱れているので、少しでも早く行動を開始しようとの思いが伝わってきました。

タイからのお客様が、何度となくフロントに色々質問をしてきていましたが、大使館とも相談していたそうです。

なんとか日田に行きたい!方法を教えて欲しい!
しかし、バス、JRはストップで、タクシーは超混乱状況、、、

う〜〜ん、お困りのようですから、ホテルの車で日田の駅迄お送りします。安心して下さい。
と、説明しました。

本当に、喜んでいました。

そして、湯布院町内断水も含め、館内のダメージを考えると、営業が出来ない、それも見通しが立たない、、、

今日宿泊のお客様や、先のお客様への連絡や、館内被害の修理の手配など、忙しい一日となりました。

ようやく落ち着いて、女房と娘と御飯にありついた時に携帯が鳴りました。

なんと、志の輔師匠からでした。

「笹川さん、大丈夫ですか?」

と、独特のだみ声で問われ、疲れが飛んで行きました。
師匠のこの優しさに、元気をもらいました。

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