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ホテルサービスに、インカムは必要か?

皆さん、インカムって知っていますか?

首相などが、駅前などでスピーチをする際、複数のSPがガードします。

そのSPが耳にしているイヤホン、あれがインカムです!

あ~あれか!っていう、それです!

イヤホンは耳に、こちらからの発信は、マイクをネクタイピンみたいな感じで、たいてい隠れています。

ボタンを押して喋ると、相手に伝わるというシステムです。

これ、非常に便利です!
ホテルのサービスにインカムが導入されたのは、今から20年前くらいだと思います。

今では、大型ホテルは、宴会、レストラン、客室清掃などチャンネルを変えて活用、小さな旅館でも使っているところが多いと思います。

先ず、このインカムってどんなもの?ってハナシなんですが。
タバコよりも少し小さいくらいで、結構嵩があります。
また、重さもあります!500gぐらいでしょうか?

これを、通常腰の後ろなんかにセットして、コードを耳と、マイクの場所につなぐわけです。

私がインカムを使うようになって20年くらいになりますが、何故かこの大きさと重さは改善されません。

マーケットが狭いので、進化しないのか?謎です。
充電も1日10時間くらいは持ちますが、それ以上は厳しいかもです。

基本的に、ゲストからは見えないスタイルで、情報をやり取りするわけですが、イヤホンは結構目立ちます。
昔の話ですが、ご年輩の方が、インカムをしているスタッフに対して
「あんた、若いのに補聴器つけてたいへんやな!」
とねぎらいの言葉をもらったなんて話もあります!(笑)

私が東京のシティホテルで宴会サービスを担当していた時代は、インカムはありませんでした。
どうやってサービスを合わせるかと言えば、全てキャプテンの指示で
右手を上げたら、料理を下げるみたいな感じでした。

大きな披露宴になると、テーブルが20卓なんてこともあり、そのテーブルを
担当しているスタッフは、常にキャプテンを見ていて、いつ指示が出ても大丈夫のような体制のわけです。
これって、オーケストラの楽団員と指揮者の関係に似ていると思います。

ところが、最近は、宴会でもレストランでも、フロントでも、どのセクションでも、なんでもかんでもインカムです!
受ける方も、何か連絡があればインカムで来るさ!というスタンスです。

そしていざ、インカムが入ると、自分がゲストに対応中であったとしても、
インカムを聞き逃すと大変!と、そっちに意識が行くのです!

これは、流石に目の前のゲストも気付きます!
「ちょっと!!あんた!」
という雰囲気になります!

ましてや、自分指名の連絡となれば更にです!!
おいおい!一番大切なのは、今対応している目の前のゲストじゃないんかい!?
ってハナシになります!

でも、こういう光景、ホントに多いんです!
昔は無くても出来たサービス、今後の在り方考えた方が良いのでは?
って思うのであります!



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