そもそも（私のこと）

私はこれまでwebデザインの仕事をしていた。
具体的には、キャンペーンページを作る、バナーを作る、商品紹介ページを作る。
画像の加工はもともと好きだったし、特に依頼者の頭にあるデザインをできるだけ叶えてあげる、場合によっては予想を超えるということが楽しかった。
その作業なら何時間連続でもできるという自負もあったし、そのための努力（動画・本等を使って移動時間や休みに勉強する）などのことはそれなりにはしていたし1年の間で独学で色彩検定は1級まで取った。

しかしながら、歳を重ねると　⇒年齢のせいにするな
・物覚えが以前より悪い（※cssとか新しい知識とか）
・何度勉強してもいまいち理解できない
・目の性能そのものが著しく劣化しつつある

といった諸々の事もあり常に
【この仕事あと何年続けられるだろうか】と思っていたのも事実ではある。

さらに、自分の場合
・ゼロから有を生み出せるわけでもない
・美大卒でもないしアートの能力が特段、傑出してるわけでもない
・要するにwebだからデザインの世界に潜りこめたようなもので
常にいろいろと限界を感じていた
・生成AIの台頭

諸々によって、ずっとどこかでコンプレックスというわけではないけれど
そういう引っ掛かりをもうだいぶ前から感じていたのも確かだった。

要は間違いなく好きなことを仕事にしながらも
こうしてどこか僅かにずっともやもやしていたわけだけれど
さらに、このことに決定的な疑問を与える出来事が起こることになる。